(1)学級・学校閉鎖時の時間割を平日を参考につくる[インフルエンザ休校……家で何する?]

お気に入りに登録

ポップアップを閉じる

アプリなら
会員登録不要
記事を保存できます

アプリで続けるお気に入り 一覧ですぐ見返せる!
さて、次に予定に組み込む内容についてです。外に出ない・自宅待機になるので、当然体を動かす機会が減ることに注意しましょう。たとえば、朝起きてから登校の時間がありません。体をしっかり目覚めさせ、体内時計をしっかり整えるためにも、日光を浴びさせて軽く体を動く時間をつくるようにします。たとえば登校時間に植物の水やりや玄関前の掃除などのお手伝いを入れてみませんか。普段は朝の始業前に縄跳びやランニングで体を動かす取り組みをしている、という地域ならば庭や家の前で体操や縄跳びを10分間する、などもよい方法です。

  • ●勉強だけでなく、体を動かす工夫をすると、ストレスも緩和できるように思います。ゲーム感覚で楽しみながら家で体をどう動かすか、少し考えておくとよいと思います。
  • ●お庭の掃除をさせました。運動不足が少し解消されたようでした。家の中の掃除ももう少しさせるとよかったと思いました。

また、予定に組み込む内容について、「家ならではの取り組みを入れる」というのもよい方法です。特別な工夫をしなければ……と気負う必要はありません。忙しい日々の生活のなかでなかなか取り組めなかった家事を教えたり、インターネットの使い方やルールを話し合ったりするなど、きちんと時間をとりたいことに十分な時間をあてることができます。コンロを使わせてみる、アイロンを使わせてみる、など「そろそろできたほうがいいんじゃないかしら。」と思っていたことを教える機会ととらえてみませんか? 
子どもにとって新しいことへの挑戦はワクワクするものですから、少し退屈している子や、じっとしている日が続き、うっぷんがたまってきている子にはよい気分転換になります。

  • ●勉強ばかりということはまずないので、私が仕事に行っていたこともあり、家事を手伝ってもらいました。やってほしいことをメモにして、ひとつひとつこなしてくれました。結果よい気分転換になったのではと思っています。
  • ●私の仕事が休みの日は、ほとんどの家事に付き合わせました。息子も何かしないと退屈だったようで、1日おしゃべりをしながら、料理を一緒につくったり掃除をしたりしました。「こうなったら、家のなかでの生活を楽しむぞ!」という雰囲気で盛りたてました。
  • ●オリジナルの時間割をつくりました。その際、4時間目を毎日家庭科にして、昼食の手伝いやお菓子づくりをさせました。おかげで1年生の長男はご飯を炊けるようになりました。私もテレビをつけっぱなしにしない、など子どもの手前いつもより律した生活を心がけざるを得ませんでした。
  • ●親ができるだけ時間をとってあげて、この機会に、花の水やり・洗濯物たたみ・料理のお手伝い・お菓子づくり……などをさせてあげると喜んでやっていました。
  • ●責任を持って家の仕事をやらせる。親の期待通りにできていなくてもほめまくる。花壇や畑の水やりをお願いしたら、朝寝坊することなく起きていたのでよかったです。
  • ●長期休暇になると大変なので、そろそろIHやガスの使い方に慣れさせたい。日中の大まかな予定を前日に立てさせて、TVをだらだら見ない工夫をする。
  • ●普段、時間がなくてできない庭の草むしり、花のタネまきができたことは本人も楽しく取り組め良かった。
  • ●普段なかなか出来ない家事を体験させた。やらせると、なかなか腰をあげないが、考えながらやってみるように指示して任せたら、積極的に動いてくれた。

さて、いかがでしょうか。皆さんいろいろな工夫をされているようですが、ポイントは「やることをはっきり具体的に示してみる」「無理のあるスケジュールにしない」「家庭のなかで『今日はこう過ごそう』と話し合って動く」ということのようです。もちろん、家で過ごす時間には勉強だけではなくて、リラックスや息抜き、楽しみも大切。次回は家での学習について保護者のかたが準備したこと、楽しみやリラックスとして何をさせていたか、という2つのポイントについて取り上げます。

子育て・教育Q&A