【算数】あまりのあるわり算がニガテ

小学生の学習Q&A
お子さまや保護者のかたが疑問に思われる頻度を★★★で示しています。
(頻度が高いほどが多くなります。)


【算数】あまりのあるわり算がニガテ


Qあまりのあるわり算がニガテです。計算しても何かスッキリとはせず、気持ちワルイ感じがしているようなのです……。
★★★

A多いのは、「あまりの数がしっくりこない」「途中で計算を間違える」。


お子さまの戸惑いや間違いの原因と対策について説明します。

<あまりの数がしっくりこない>

[例] 31÷4=6  あまり7  〔あまり>わる数の誤り〕

あまりのあるわり算では、分けられるだけ分けたときの残りがあまりという約束です。

絵で分けられるだけ分けるを実感させる
頭で考えても実感しにくいので、絵に描いて「わる数」がいくつ含まれているかを考えます。分けられるだけ分けるという考え方を身につけて、あまりの数がわる数より小さくなっているかどうかをいつも確認できるようにするといいでしょう。絵で分けられるだけ分けるを実感させる
31÷4=6あまり7→7あまり3



[正答] 11÷4=2 あまり3

あまりの「3」が、商「2」より大きい数なので間違えている気がするケース。

  • 「あまりはわる数より小さい」というきまりと混同する
  • あまりの意味を理解していない

と急にわからなくなるようです。

あまりの意味を実感させる
わられる数を順に変化させて、わる数とあまりの数の大きさを実感させます。1ずつ大きくしていった数を同じ数でわって「わる数より、あまりの数のほうが小さいこと」をお子さま自身に発見させましょう。あまりの意味を実感させる



<途中で計算を間違える>

[誤答例] 31÷7=4 あまり4  〔ひき数の誤り〕

あまりのあるわり算では、商を立てるとき九九を、あまりを出すときひき算を使います。
苦手の多い九九の段を使ったり、ひき算にくり下がりがあったりすると、間違えやすくなります。

九九表やメモの活用を!
あまりのあるわり算は計算が複雑。

  • 九九表を横におき、あやしい九九を確認
  • ひき算では数字をメモして余白で筆算をする

など、途中の計算ステップ、かける、ひくなどを確実にし、まずは正しい答えを出すことを優先させましょう。



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「進研ゼミ小学講座」は2020年新課程に対応して、リニューアル。基礎から応用までの学力向上はもちろん、自ら学ぶ姿勢を身につける。
学んだ知識を使って、自分なりの答えを導き出す。そんな体験を繰り返すことで、「自ら考え表現する力」を育んでいきます。

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