【社会】3000分の1の地図と2万5000分の1の地図は、どっちが詳しい?
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お子さまや保護者のかたが疑問に思われる頻度を
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(頻度が高いほど ★が多くなります。)
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地図には、「3000分の1」とか「1:3000」などの数字がかかれています。これらを縮尺といいます。また、ものさしのようなメジャーは、「チャレンジ」では「縮尺を表すものさし」と呼んでいます。縮尺とは、地図上で実際の距離をどれだけ縮めたかを表したものです。
下に3枚の同面積の地図を用意しました。「400分の1」の地図を見ると、田中さんと井上さんの家の様子がよくわかります。「800分の1」の地図になると、田中さんと井上さんそして、郵便局を含めた8戸まで地図には載りますが、詳細はわかりません。また、「3000分の1」の地図になると、田中さんの家も井上さんの家も住宅地として表されてしまいます。つまり、縮尺の分母が小さい400分の1の地図が、地図上の建物や道路などが大きく、最も細かい部分まで表現できる地図ということになります。
中学校になると、身近な地域を地図を使って調べる学習をしますが、調査に使う地図の縮尺を、目的に合わせて選ぶ力が必要となります。詳細な地域の様子を調べるには、分母の小さい縮尺の地図を、県の地形の様子を調べるには、分母の大きな数の地図をといった選ぶ力が必要です。縮尺の考え方を、ぜひ小学生のうちに身につけさせたいものです。

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