マネすることはずるくない! 作文は借りてきた言葉でつくるもの
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作文が苦手な子どもは多い。しかし、最初から上手に書ける子どもはそれほどいない。それではどのようにしてうまくなるのだろうか? 国語教育に詳しい平山入試研究所の小泉浩明氏が、作文の練習方法を伝授してくれた。
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【質問】
作文が苦手です。自分で文章を書くと、どうしてもワンパターンになってしまい、バリエーションがありません。(小3男子の母親)
【小泉氏からのアドバイス】
文章力を上げるためには、ほかの人の書き方をまねることがいちばんです。
作文が上手な子どもは、読んだり、聞いたりして学んだ「表現」や「展開」を使っています。以前読んだ本や、ほかの人が書いた作文から借りてきて、それを組み合わせることで、多彩で豊かな表現力のある文章に仕上げているのです。
作文集などから、良く書けている作品をピックアップしてお子さまに読ませましょう。ワンパターンにならないよう、パターンを増やしてあげるためです。そのあとで、「書き出し」や「展開」あるいは「まとめ」という文章の骨組み(パターン)を参考に実際に書かせます。骨組みは同じでも、お子さまの体験や感想が入っていれば、内容的には違った文章になるはずです。このようにして5~6個のパターンを身につけると、それらを組み合わせて、少しずつ上手な作文が書けるようになるでしょう。
上手になりたい時は、まずは≪まね≫をしてしっかりと「型」を身につけ、基礎・基本を学ばなくてはなりません。「型」を身につけたら、今度は自分だけのオリジナルを作り上げるべく努力しましょう。
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