大切だけど大変! 夏休みの生活コントロール
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夏休みでも規則正しい生活を!
とはいえ、夏休みは楽しいことばかり……というわけにはいきません。長期間、学校に行かずに過ごすわけですから、それぞれの家庭で心配ごとなどがあるかと思います。回答者のかたには、気を付けたいこと、心配に思うことを3つまで選んでいただきました。
【図3 夏休みを過ごすうえで、気をつけたいこと、心配に思うことはありますか】

「起床、就寝時間などの生活リズムがくずれる」が76%、「テレビを見すぎたり、ゲームをしすぎたりする」が63%と、他の項目を大きく引き離しています。
学校へ行くことで一定のリズムが保たれていた普段の生活が、たがが外れることで、しだいに崩れていってしまうのでしょうか。学習面の悩みである「計画通りに学習が進まない」や、食事面の悩みである「食事時間が不規則になる」も、生活リズムの乱れに起因するものでしょう。
【図3 夏休みを過ごすうえで、気をつけたいこと、心配に思うことはありますか】

「起床、就寝時間などの生活リズムがくずれる」が76%、「テレビを見すぎたり、ゲームをしすぎたりする」が63%と、他の項目を大きく引き離しています。
学校へ行くことで一定のリズムが保たれていた普段の生活が、たがが外れることで、しだいに崩れていってしまうのでしょうか。学習面の悩みである「計画通りに学習が進まない」や、食事面の悩みである「食事時間が不規則になる」も、生活リズムの乱れに起因するものでしょう。
意外と憂うつ!? 保護者の夏休み
生活リズムの乱れが一番の悩みの種という夏休み。その具体的な内容を、皆さまに伺いました。(カッコ内はお子さまの学齢)。
〈規則正しい生活、学習習慣の保持〉
〈バランスのよい昼食の準備〉
〈夏休みイベントの計画〉
〈長時間、家族が一緒にいること〉
〈留守の間の子どもの行動〉
有意義な夏休みにするために、規則正しい生活をして、三食をコントロールして、イベントを計画して……。普段よりも忙しい皆さまの姿が見えてくるようです。
でも、お子さまの期待に応えようとがんばりすぎると、お子さまは楽しいけれど皆さまにとっては憂うつな夏休みになってしまうのでは?
おそらく、お子さまと一緒に過ごせる夏休みは今後何度もあるものではありません。「せっかくの夏休み、子どもと一緒に何でも楽しんじゃおう!」というぐらいの気持ちで過ごすのがいいのかなという思いを抱きました。
〈規則正しい生活、学習習慣の保持〉
- ●初めはお互い気合いを入れているのでメリハリのある生活を送っているが、半ばごろには生活が乱れ、だらだらと過ごしてしまう。家庭学習の計画を立てるとき、毎年量が多すぎて苦労しているので、今年は無理のない計画を立てられるようサポートしたい。(小5)
- ●一日中、ゲームばかりしそうで、視力が落ちるのではと心配である。(中1)
- ●夏休み中、塾の夏期講習がある。時間の配分などは本人任せでいいのか、親が口を出すべきか、悩んでいる。受講する以上、有意義に学習してもらいたいと思う。(中3)
〈バランスのよい昼食の準備〉
- ●自分ひとりのお昼ごはんなら、カップ麺などで簡単に済ませるけれど、毎日子どもがいるとそうはいかないので、一日中、キッチンに立ちっぱなしになりそう……。(小1)
- ●働いているので学童保育に預けるのですが、毎日お弁当を作らなければならないのが、大変です。(小3)
- ●毎日の昼食作りが大変です。一緒に作ったりすることなども考えています。(小5)
〈夏休みイベントの計画〉
- ●一日中家にこもりがちになるので、いろいろなところに連れて行かなければと思っているのですが、それが負担になります。(小2)
- ●普段はできないような体験をたくさんさせたいので、いろいろ予定を入れるのですが、それが過密すぎて、子どものリズムを崩してしまうのではないかと危惧しています。休養・学習・体験とのバランスが難しいです。(小6)
〈長時間、家族が一緒にいること〉
- ●一日中子どもが家にいることで、とにかく家が散らかるし、衝突も増える。(小3)
- ●ひとりっ子なので、遊び相手をする場合が多く、疲れます。(小3)
- ●家にずっと一緒にいるので、毎日の姉妹ゲンカが考えられて憂うつです。(小2)
〈留守の間の子どもの行動〉
- ●仕事をしているので、今までは祖母の家に預けていましたが、小4になったので1人での留守番に挑戦させることに。初めてのことなので、親のほうが不安です。(小4)
- ●共働きのため、日中は子どもだけになってしまいます。目が行き届かないため、事故や事件に巻き込まれたりしないだろうか。これが一番の気がかりです。(中1)
有意義な夏休みにするために、規則正しい生活をして、三食をコントロールして、イベントを計画して……。普段よりも忙しい皆さまの姿が見えてくるようです。
でも、お子さまの期待に応えようとがんばりすぎると、お子さまは楽しいけれど皆さまにとっては憂うつな夏休みになってしまうのでは?
おそらく、お子さまと一緒に過ごせる夏休みは今後何度もあるものではありません。「せっかくの夏休み、子どもと一緒に何でも楽しんじゃおう!」というぐらいの気持ちで過ごすのがいいのかなという思いを抱きました。
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