ギャングエイジって何?悪いもの?特徴と親の上手な関わり方

「ギャングエイジ」という言葉、知っていますか? 「ギャング」という言葉から、何となく悪いイメージを持つ人もいるでしょう。実は、ギャングエイジは子どもの成長過程の1つ。悪い意味ではなく、自立していくための大切な時期なのです。今回は、ギャングエイジの特徴と、保護者のかたの関わり方のコツをご紹介します。

この記事のポイント

ギャングエイジとは?いつ頃始まるの?

ギャングエイジは大切な成長過程

ギャングエイジのギャングは「集団」「仲間」という意味。そして、こういった集団で行動することが増える小学校3~4年生頃の子どもたちをギャングエイジと呼びます。

文部科学省のホームページに掲載されている「子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題」では、このように明記されています。

また、集団の規則を理解して、集団活動に 主体的に関与したり、遊びなどでは自分たちで決まりを作り、ルールを守るようになる 一方、ギャングエイジとも言われるこの時期は、閉鎖的な子どもの仲間集団 が発生し、付和雷同的な行動が見られる。

※文部科学省ホームページより一部引用

この時期の子どもたちは、家族よりも友達とのつながりを重視します。その中で、ルールを作ったり守ったり、社会性や協調性を身に付けたりしていくのです。自己主張や反抗的な態度なども強くなるため、保護者のかたから見ると困り感も出てくるでしょう。ただ、これらの行動は親の管理下から離れて自立するための大事なものでもあるのです。

ギャングエイジ特有の行動がない子どももいる?

ギャングエイジは、すべての子どもに当てはまるわけではありません。特に現代は、集団で行動することが難しい環境にいるために、ギャングエイジ特有の行動が見られない子どもも多くなっています。塾や習い事で友達と遊ぶ時間がなかったり、ゲームなど1人で完結する遊びが中心だったりする子どもが、これに当てはまるでしょう。

こういった子どもたちは、保護者のかたの困り感も少なく、一見心配がないように見えます。ただ、本来経験するはずの社会の基礎が学べないため、将来困る可能性もあるのです。

ギャングエイジの特徴

同い年の男の子同士・女の子同士でグループを作る

ギャングエイジ以前にも友達との関わりはありますが、この時期の集団には「同性」「同年代」という特徴があります。女の子は女の子だけ、男の子は男の子だけ。同じ学年の子ども同士で小さなグループを作り、行動するようになるのです。

親・先生よりも友達が大事

この時期の子どもたちは、社会や家庭のルールよりも、流行やカッコよさ、仲間独自の決まりを重視するようになります。保護者のかたとの約束を破ったり、いたずらをしたりするのはこのため。なかには、ハメを外した行動を取る子どももいます。

ただ、これは決して悪いことではありません。自分たちで考えて経験して行動しながら、社会の中で必要な知識やスキルを学んでいます。失敗したり叱られたりドキッとしたりすることを経験しながら、成長しているのです。

反抗的な行動や言葉遣い

ギャングエイジの年頃は「中間反抗期」とも呼ばれており、乱暴な言葉遣いをしたり、反抗的な態度を取ったりするのが特徴です。家族よりも友達との関わりを重視するため、言い訳をしたりウソをついたりすることも出てきます。親に対して秘密を持つこともあるでしょう。

また、家族との関わりを避ける傾向もあります。学校や友達のことをあまり話さなくなるため、心配になったりショックを受けたりするママ・パパもいるでしょう。

女の子はいじめや仲間外れ、男の子はハメを外した行動に注意

同性でグループを作るため、ギャングエイジには性別によって違った傾向が見られます。

女の子の場合は、グループ内での価値観がより重視されます。気の合わないと思う友達を仲間外れにすることもあり、それが原因でいじめに発展する場合も。いじめる側、いじめられる側、どちらにもなりうる可能性があるということを理解しておきましょう。

男の子の場合は、悪いことや危ないことをカッコいいと感じる傾向があり、「みんなでやれば怖くない」とハメを外した行動を取ることもあります。保護者のかたとしてはドキッとするかもしれませんが、ハメを外し過ぎない限りは見守る姿勢も必要です。

ギャングエイジの子どもに対して親ができること

子どもの変化に気付いて受け入れる

ギャングエイジは成長過程です。大人として自立していくために、いろんなことを経験し、考え、学んでいます。まずは、そういう時期だということを理解してあげましょう。子どもの行動を否定せず、一度受け入れることが大切です。

もちろん、子どもが突然反抗的になれば保護者のかたとしてはショックなはず。イライラしたり不安になったりもするでしょう。ただ、この時期を乗り越えることで子どもは自立していきます。「子どもが大きくなった証」ですから、ここまでの自分の子育てに自信を持ってください。

ほどよい距離感で子どもと向き合う

ギャングエイジの子どもたちは、保護者のかたから見るとあまり好ましくない行動を取りがちです。ただ、その行動を正そうと口を出し過ぎたり、感情的に叱ったりするのは逆効果。できるだけ見守りの姿勢を意識していきましょう。

ただ、何もしないのも良くありません。放置し過ぎず、関わり過ぎず、冷静にコミュニケーションを取っていくのが大切。「手を離して目を離さない」距離感がおすすめです。注意したいときは、「私はこうしてほしい」というアイメッセージを意識してみましょう。そうすれば、子どもの行動を否定せずに必要なことを伝えられます。

見守っていることを伝える

「見守り」は、伝えていくことが大切。「何かあったら助けるよ」という一言は、日頃から伝えていきましょう。後は待ちの姿勢です。助けを求めてきたら応えてあげるようにし、自立していく子どもたちを上手にサポートしてあげてください。

また、行き過ぎた行動を防ぐためには子どもの行動を把握しておくことも大切です。「今日はAくんと遊んでたんだね」「宿題はちゃんと終わらせたんだね」と、ちょっとした一言で「あなたのしていることはちゃんと見ていますよ」という姿勢を見せましょう。何かを指示したり指摘したりするのではなく、見た事実をちょっとだけ伝えるのがポイントです。

悩んでいる子どもに対してできること

集団行動にはさまざまなトラブルも発生しますが、それを乗り越えるのも経験です。ある程度は見守り、子どもたちがどのように解決していくのか見守っていきましょう。

ただ、いじめなどに発展しないように目を光らせておくことも必要。ママ友同士で連絡を取り合ったり、小学校や先生と連携したりして、周囲の大人たちみんなで協力して見守っていけると良いですね。

また、なかには1人でいたいタイプの子どももいます。その場合は、無理に集団に入れようとしなくて大丈夫です。ただし、「自分で選択して1人でいる」のか、「仲間に入れなくて1人でいる」のかの見極めは必要。後者の場合は、相談に乗ってあげたりアドバイスをしてあげたりしても良いでしょう。

まとめ & 実践 TIPS

親には言えない秘密を持ち、自分たちだけの独自のルールを作って、友達との絆を深めていく……。そんな時期が、きっと保護者のかたにもあったはずです。親目線で見ると不安も大きいですが、我が子が成長している証としてそっと見守っていきましょう。

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