小学校の個人面談、世間話になってない? 3つのNGを回避して有意義な時間にしよう

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小学校の個人面談、うまく臨めていますか? 有意義な情報交換の場にしたいと思うものの、15分という短い時間をうまく使うことができないケースも多いのではないでしょうか。
そこで、個人面談が不完全燃焼に終わってしまう3つのNGをご紹介します。NGを回避して、有意義な機会にしていきましょう!

この記事のポイント

世間話で終わらないように事前準備を!

小学校の個人面談は、15分である学校が多いようです。じっくり相談するには短く、挨拶や顔合わせにしては長いため、戸惑ってしまうことも多いですよね。気をつけないと、流れで世間話をして終了となってしまうこともあるため要注意! 「こんなことを聞いておきたい」「これを伝えておきたい」と事前準備を忘れないようにしましょう。

個人面談は「面談」とある通り、教師と保護者双方のコミュニケーションが大切です。先生の話を一方的に聞くというスタンスになってしまわないように注意しましょう。保護者は我が子に対しては、先生よりも専門家。「先生に話をするのは気が引ける……」と気後れしなくて大丈夫です。

面談にあたって、あらかじめ聞きたいことや伝えておきたい子どもの様子についてまとめておくようにしましょう。聞きたいことの例としては、次のようなものが挙げられます。

・学習面で家でも復習やフォローが必要と思われるのはどんな点か
・休み時間はどう過ごしているか、誰とよく一緒にいるか
・トラブルや気になる行動はないか
・授業への参加態度はどうか、発言やグループ活動など取り組めているか

また先生は、学校での指導に生かすためにも家庭での子どもの様子を知りたいものです。宿題への取り組みや、好きなこと、頑張っていること、気になる言動など伝えられるようにしよう。情報を提供すればするほど、有意義な時間にできることでしょう。

要望を苦情や批判のようにとらえられてしまわないようにポジティブ変換を!

貴重な個人面談の機会は、建設的な場にしたいですよね。そのためには、伝え方も大切になってきます。

特に気をつけたいのは、要望をどう伝えるかということ。「授業の進み方が早く、理解が追いついていないためもう少しフォローしてほしい」「宿題が多いため調整してほしい」といったことも、ストレートに伝えるだけだとクレームのように受け取られてしまう可能性もあります。

ポイントは、相手に「こうしてほしい」と指摘するのではなく「うちはこうしていきたい」と主体を自分に変え、ポジティブな言い方にすること。たとえば、授業の進み方が早すぎることは次のように伝えてみたらどうでしょうか?

授業のスピードについていけないことも多いようです。スピードに慣れるのは時間がかかるため、家で復習などフォローしたいのですが、どのようなことをすれば良いでしょうか?

具体的なアドバイスをもらえるであろうことはもちろん、もしかしたら授業中のフォローも手厚くしなくては……との気づきを得てもらえるかもしれません。

先生からの指摘にショックを受けるのでなく解決策を相談!

「授業中に私語が多い」「忘れ物が多い」など、個人面談では先生から注意や指摘を受けることもあるものです。気づいていない我が子の姿にショックを受け、ひたすら恐縮して、謝罪を繰り返す保護者も多いようですが、それだけでは非常にもったいないです。

先生も謝罪をしてほしいと思っているわけではなく、改善をしていきたいと思って指摘くださっているもの。そのため、先生と一緒に解決策について相談してみましょう。それにより、先生も今後よりお子さまの様子を気にかけてくれるようになるはずです。

まとめ & 実践 TIPS

小学校の個人面談は、心がけ次第で有意義な場にもできるし、ただの世間話の場にもなってしまいます。有意義な場にするためには、事前準備は不可欠。また、要望をポジティブな言い方に変換すること、子どもの課題を謝罪するのでなく改善方法を相談することも心がけとして重要です。学校での様子、家での様子を情報交換し、子どものよりよい成長をはかっていける機会にしていきましょう。

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