子どものごっこ遊びがマンネリ化?! もっと遊びを広げてあげる良い方法とは

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家の中で遊んでいる子どもが、何となく遊びに飽きているように思えたことはありませんか? 子どもの大好きなごっこ遊びをもっと広げてあげるには、どうすればいいのでしょうか。幼稚園や保育園でも遊んでいるやり方を参考に、自宅でもできる範囲でやってみましょう。

この記事のポイント

今やっているごっこ遊びを把握しよう

子どものごっこ遊びをもっと広げてあげるためには、最初に何をしなくてはいけないのでしょうか。
まずは、いつもどんなごっこ遊びであそんでいるのかを子どもから教えてもらうところから始めてみましょう。

ごっこ遊びにはとくにルールや決まりなどはなく、子どもが自由に想像力や発想力を働かせて遊ぶことができます。ごっこ遊びが好きな子は、一度夢中になるとずっとなりきって遊んでいます。

一人ひとり個性があるのでごっこ遊びの種類はたくさんあります。
例として、子どもがよくやりそうなごっこ遊びをご紹介します。

((子どもがやりそうなごっこ遊び))

・おままごと
・お店屋さんごっこ
・キャンプごっこ
・せんせいごっこ
・病院ごっこ

子どもが自由になりきって遊んでいるのは、すべてごっこ遊びになります。
子どもにもお気に入りの遊び方があると思うので、今のままのごっこ遊びでも何も問題はありませんが、同じことを繰り返していると少しずつ物足りなさを子どもの方が感じ始めます。

子どもが遊びに飽き始めているかも……それを確認するのは簡単です。
長時間遊んでいたごっこ遊びを、短い時間で飽きて止めてしまうようになったら物足りなくなっている証拠です。

そんなときこそ、保護者の出番です。
男の子女の子関係なく、みんなで遊べるおままごとやお店屋さんごっこを更に発展させて遊んでみましょう。

ごっこ遊びをもっと広げる方法とは?

おままごとやお店屋さんごっこをするとき、家ではどんな風に遊んでいますか?
・プラスチックや木でできた食べ物のおもちゃを使って遊んでいる
・フライパンやお皿なども、プラスチックで形ができているものを使っている
・テーブルにおもちゃの料理を並べる
・おもちゃのごはんを食べるときは挨拶をする
・お父さん、お母さん、子ども、赤ちゃん、お店の人など役が決まっている

どんな遊び方をしているのか子どもの行動をよく見ておくと、ごっこ遊びを発展させるヒントになります。
例えば……

【プラスチックや木でできた食べ物のおもちゃを使って遊んでいる】

色画用紙や折り紙を使って本物みたいな食べ物を作ってみましょう。

・簡単な食べ物の作り方

<ハンバーグ>新聞紙などを丸めてその上から茶色い紙を被せて更に軽く丸めてあげれば、ハンバーグのできあがりです。本物を作るみたいな手つきでやるのがポイントです。

<スパゲッティ>余った毛糸があれば適量をフワッと軽くまとめて、パスタみたいに見せます。上に赤緑黄色の折り紙を細かく切って振りかければできあがりです。

<サラダ>キャベツの千切りは、白い紙と黄緑色の紙を細く切ってできあがり、ミニトマトはハンバーグのときと同じで、新聞紙を小さく丸めて赤い紙で包んで緑のペンでヘタを書けばできあがりです。

<目玉焼き>白い画用紙を細長い丸に切って、真ん中に黄色い紙で黄身を作って貼り付ければできあがり、ハンバーグの上にのせれば目玉焼きハンバーグの完成です。

これはほんの一部ですが、保護者も参加して一緒に作ってあげるとメニューが更に増えそうですね。一つ作れば次々とアイデアが浮かびます、頑張って楽しく作ってみましょう。

【フライパンやお皿なども、プラスチックで形ができているものを使っている】

お皿やプライパンは、プラスチックでも問題はありませんが紙で料理を作ると、少し大きくなってしまうので可能であれば紙皿を利用してみるのがおすすめです。本物により近づくと思います。白の紙皿に自分で好きな絵を書いてもいいかもしれません。

【テーブルにおもちゃの料理を並べる】

ランチョンマットなどを利用して、可愛く演出をすればレストランごっこも楽しめます。メニュー表や看板なども作ってみると更に遊びの幅が広がります。

【おもちゃのごはんを食べるときは挨拶をする】

「いただきます」「ごちそうさま」をよく使うと思いますが、料理のメニューが増えればレストランごっこができます。そのときは「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」という挨拶を使って、仕事の疑似体験を楽しみましょう。

【お父さん、お母さん、子ども、赤ちゃん、お店の人など役が決まっている】

役を決めて、その人物になりきることで想像力や表現力が高まるのはとてもよいことです。お店屋さんごっこの場合であれば、紙でお金を作り実際に商品を購入するやり取りもできるので更にリアリティがでて面白くなると思います。

ごっこ遊びは、本物に似せておもちゃを作ることでより一層世界観に入り込みやすくなります。

遊びを通して子どもの世界が広がる?!

遊びを通して子どもの世界を広げるには、保護者も子どもの目線になって考えてみるといろいろ良いアイデアが浮かんでくると思います。

ごっこ遊びは自由に想像してよい世界なので、豊かな感性を持っている子どもたちは、何もしなくても面白いアイデアが溢れてきます。
保護者は、子どもの表現したいことを読み取り、少しだけ手伝ってあげるだけでも遊びの幅が広がりマンネリ化を防ぐことができます。

子どもを手伝うときは、表現したいことをどう形にするのか一緒に方法を見つけてあげましょう。ひらめきが生まれると、子どもの心は開放されて更に自分で枝葉をつけて生き生きと想像の世界を広げていきます。少しのヒントを子どもに提案してあげるだけでも十分、遊びの世界を広げることができる力を持っているのです。

まとめ & 実践 TIPS

保護者が子どもの頃、どんな風にごっこ遊びを楽しんでいたのか思い出すと子どもの気持ちがわかりやすいと思います。

ずっと遊びに参加するのは難しいかもしれませんが、遊びの中に少しでも参加することで、保護者にしか出せないアイデアも出てくるでしょう。
保護者の関わりは、子どもにはとてもいい刺激になります。

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