「もっとやる気を出しなさい!」子どもを叱る前に見直してほしい保護者のNG言葉や行動とは?

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「やる気を出しなさい!」と子どもを叱ることはありませんか? 保護者ならつい口酸っぱく言ってしまう言葉ではあるものの、果たして本当にお子さまはやる気がないのでしょうか?
そもそも最初からやる気のない子どもはいないもの。やる気のエンジンをかけられないのは、保護者の言動にも原因があるかもしれません。NG言動を取っていないか見直していきましょう。

この記事のポイント

「うちの子、やる気がないんです」は誤解!精神論で追い詰めないで!

勉強もせずにゴロゴロ・・・勉強してても上の空・・・そんな子どもを見て、「どうしてやる気を出せないの!」とイライラMAXになっていませんか?

「しっかりしなさい!」「がんばる気持ちがあれば、疲れてても勉強するはずでしょ」「逃げちゃダメ」とつい、口うるさくハッバをかけてしまうこともあるのなら、ちょっと待って。精神論で子どもを追い詰めてしまっているかもしれません。

大人であっても、精神論や正論をふりかざされるのは嫌なもの。子どもならなおさらです。そもそも子どもは本来向上心に溢れているもの。はじめからやる気のない子なんていません。

勉強ができるようになるために必要なのは、精神論ではなく効果的な学習計画と実行。そのフォローは十分にできているでしょうか?

子どもが意欲・熱意を持てていないと感じたら、子どもを注意すると同時に保護者自身の言動も見直してみましょう。

勉強でなく、勉強の「やり方」を見てあげよう!

子どもが勉強にやる気を持てていないかも・・・と感じたら、「勉強しなさい」と注意するのではなく、勉強のやり方を点検してみてください。

イマイチ身が入らないのは、勉強の仕方がわからなかったり、勉強しても結果が出ずに達成感を感じられなかったりしているのかもしれません。

保護者としてできる最善のサポートは、たとえ小さなことだとしても「がんばってできるようになった」という達成感を味わわせてあげることです。そうすれば、次の学習への意欲も自然にわいてきます。

子どもは、非効率な勉強の仕方をしてしまうこともあるものです。苦手に感じている単元の問題演習ばかりして、そもそも苦手の根本となっている前学期の学習内容を埋められていないということも往々にして見受けられます。
「この単元が苦手なんだね。だとしたら、2学期にやったこの単元に穴があるから新しい学習内容が積み上がっていないのかも。まずは、戻って復習してみたらどう?」
など「やり方」をフォローして、成果を出して達成感を得るための伴走をしてあげましょう。

家庭まで緊張感のある場所にしていませんか?

子どもにしっかり勉強してもらわなきゃ!と思うあまり、家まできっちりとした緊張感ある場所にしすぎていないでしょうか?

人間が頑張り続けて成果を出すためには、メリハリが大切と言われます。イチローもオフを大切にし、「オフの間までストイックにやるのはバツ」と話していたのは有名ですよね。そのくらいリフレッシュすることは重要です。

もしかしたら、お子さまがやる気を出しきれないのは緊張状態が続いているからということもあるかもしれません。学校、習い事、塾、友人関係と子どもは思った以上に緊張状態は多いもの。そのうえ、家でまであれこれ言われ続けていたら、そのしんどさは計り知れないものがあります。
家はオンではなく、オフの場です。疲れてるな・・・と思ったら、思い切って心ゆくまでの休息を与えてあげるのも重要。やる気もスマホのバッテリーみたいなものですから、充電ができたら、机に向かう気力もみなぎるはずです。

まとめ & 実践 TIPS

本来子どもはやる気と向上心をを持ち合わせているものです。それを発揮できていないとすれば、子どもではなく、保護者の側の言動にも改善事項があるのかもしれません。精神論で注意ばかりするのではなく、成果が出るような勉強のやり方をフォローし達成感を感じさせてあげること、休息の場としての家庭の役割も果たすことを心がけていきましょう。

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