持ち物に名前を書くのは子どものためじゃなくて親のため?! 入園準備「名前つけ」のポイント
- 幼稚園・保育園
保育園・幼稚園の入園が近付くと、大変なのはその準備ですよね。中でも時間がかかって面倒なのは「名前つけ」ではないでしょうか。あれもこれも、小さなものもすべて書くように言われる名前。どんなふうに書けばよいのか、そのポイントをご紹介します。
名前を書くのは子どもではなく大人のため
幼児期は、まだ字が読めない子どもが多いですよね。未満児ならなおさらです。では、なぜ名前が必要なのでしょうか。それは子どもではなく、先生のため。大勢子どもがいる保育園・幼稚園では、似たような持ち物がたくさんあります。いくら先生とはいえ、それをすべて見分けることはできません。だから、名前が必要なのです。
また、友達が間違えて持ち物を持っていってしまった時も友達の保護者のかたが気付けます。名前がないと、自分の家のものと勘違いして、間違えて持ち帰ってきたことに気づかないかもしれません。
「子どもにわかるようにマークを付けてあるから名前はいらない」というのはNG。マークは、先生や他の保護者にはわかりません。名前は、誰が見てもわかるようにすることが大切。マークや目印は、名前を書いたうえでのプラス要素と考えましょう。
「わかりやすく」が基本! 名前を書く時のポイント
持ち物に名前を書く時のポイントをいくつかご紹介します。
・一番わかりやすいのは目立つ場所に大きく書くこと
名前の基本は、「誰が見てもすぐにわかること」です。大きく目立つようにドーンと書いてあれば一番。でも、犯罪防止という意味では、カバンや服などの名前は目立たないように書くことも大事になります。もちろん、見えないものに関しては目立つように大きく書いてOKです。
・タグや名前シールを上手に使って
洋服で一番名前を書きやすいのはタグです。先生も、「ここに書いてあるかな」と思って見ることが多いでしょう。白地なので書きやすいですよね。洗濯表示などを消したくないのであれば、反対側に書くなど工夫をしましょう。
また、靴下やおさがり、食器類などはタグが使えないこともあります。そういう時は、名前シールやアップリケを貼ったり、名前リボンをタグに付けたりしましょう。
・年齢・範囲によっては漢字もOK
漢字を使った方がわかりやすくなるならそれもOKです。フルネーム・平仮名で書くのは、文字数も増えてしまって大変。未満児などは子どもが名前を見る必要がないので、漢字も上手に使ってください。ただし、園の方針で「ひらがなのみ」という場合もあるので確認してみましょう。
・おさがりの名前は消して
おさがりの服を使う場合は、必ず前の子の名前は消してください。2つ書いてあると、どちらを見ればよいのかわかりません。落とし物を拾うのは担任の先生とは限らないので、「きっとわかるだろう」と考えるのはやめましょう。マジックで塗りつぶしたり、上から名前シールを貼ったりすればOKです。
箸・オムツ・ペンのキャップ……すべての持ち物に名前を書こう
名前はすべての物に書くのが基本です。よくあるのが、「靴下の名前を片方しか書かない」「箸箱には書いてあるのに箸には書いていない」といったもの。落とし物というのは、片方だけなくなったり、細かいものがなくなったりすることがほとんど。ペンのキャップ、のりのフタ、消しゴムのケースなども、面倒ですがすべて名前を書くようにしましょう。
また、オムツも名前が必要。「捨てるのにどうして?」と思うかもしれませんが、必ず書いてください。オムツは同じデザインのものが多いので、区別がつきません。でも、濡れていなければパンツのように繰り返し使います。そんな時に名前がなかったら、他人のものを履いてしまうかもしれませんよね。衛生的に使うという意味でも、オムツには名前は必ず書きましょう。
まとめ & 実践 TIPS
名前をつけるのは大変ですが、きちんと準備をすることで、いらぬトラブルを避けたり悲しい思いをすることを減らしたりできるでしょう。「ウチはわかるから」ではなく、「誰が見てもわかる」を基準に。ちょっと面倒ですが、がんばって入園準備を進めていきましょう。
- 幼稚園・保育園