2〜3ヵ月前から湿疹ができ、卵アレルギーではないかと心配。どんな対応をしたらよいのでしょうか？

1歳児くらいのお子さんの場合、「食物アレルギー」が原因のアトピー性皮膚炎も多いため、まずはアレルギーの体質（アトピー素因）を知ることが大切です。
おうちのかたの自己判断だけで卵や牛乳など特定の食物を除去してしまうと栄養障害にもなる恐れがあるので、食物アレルギーが気になる場合はまず小児科を受診し、相談してみましょう。
また、かゆい所をかいてしまうと、さらに炎症がひどくなるので、医師と相談して、かゆみを抑え、炎症を鎮める軟膏（外用薬）を使用します。場合によっては、かゆみを抑えたり、アレルギー体質を改善する薬を飲む場合もあります。
おうちでは毎日のスキンケアが大切です。皮膚を清潔にしたうえで、保湿剤を塗って肌の潤いを保ってあげてください。

お子さんがアトピー性皮膚炎の場合、よくなったかなと思ったらまた症状が出てくることも多いでしょう。3歳くらいになると食物アレルゲンは減り、ダニやハウスダストなどの環境アレルゲンが増えてきます。掃除や換気にも気をつけつつ、根気よく治療を続けていく必要がありますが、まずは小児科を受診し、正確な診断を受けることをおすすめします。