なんで今言うの?!子どもが人前で下品な言葉を言ってしまった時の対処法

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幼児期~小学校低学年くらいの子どもは、いろんな言葉を覚えて話すことが楽しい時期。おしゃべりが上手になり、好奇心旺盛。うれしいことではありますが、ちょっと困ったこともありませんか? たとえば、あまり言ってほしくない言葉を人前で言ってしまうとか……。

この記事のポイント

子どもはちょっと下品な言葉が大好き

「うんち」「おしり」「ちんちん」といったいわゆる下品な言葉。子どもたちはなぜかこういう言葉が大好きです。興味があるがゆえにそういった言葉を使うこともあります。でも、もう一つ大きな理由があるのです。

それは、「楽しい」から。下品な言葉を使うことで、周りの友達が笑って注目してくれる。大人たちが慌てたり恥ずかしがったりする反応が見られる。それが楽しいから、下品な言葉をたくさん使いたくなるのです。楽しいことを止めるのは、なかなか難しいですよね。いったいどうしたらよいのでしょうか。

公共の場での下品な言葉には「冷めた態度」が効果的

楽しいから言ってしまうのであれば、楽しくないようにすればOK。つまり、言ってほしくない場所でお子さまが下品な言葉を面白がって使った時は、冷めた態度を取りましょう。「ふーん、それで?」という感じで返してあげるとよいですね。

子どもは、「そんなこと言わないの!」「恥ずかしいからやめて!」という、大人の過剰な反応を期待しています。その言葉を言ってみんなが自分を見てくれることを望んでいます。ですから、その逆の態度を取ってあげればOK。そうすれば、「つまらない」と思うようになり、徐々に下品な言葉を使わなくなるでしょう。

もちろん、すぐに解決するわけではありません。何度か繰り返すことで、効果が出てきます。

下品な言葉も成長のチャンス! 体について話をしよう

公共の場で下品な言葉を言われるのは困りもの。でも、それだけ興味を持っている証拠でもあります。ですから、これを機に性のことや体の仕組みを話してあげるとよいですね。下品な言葉とは言いますが、決して恥ずかしいことでも汚いことでもありません。「うんち」や「ちんちん」は、どれも生きていくうえで大切なものですからね。

ですから、「うんちはどうやってできるの?」「なんで女の子にはちんちんがないの?」といった疑問には、きちんと答えてあげてください。家庭内でこういった話をしても、誰にも迷惑はかかりません。むしろ、大切なこととしてきちんと向き合ってあげるべきです。またその際に、「外でそういう言葉を使うと嫌な気持ちになる人がいるから、お家の中だけにしようね」と教えてあげるとよいかもしれませんね。

まとめ & 実践 TIPS

下品な言葉を面白がって使う……ちょっと困った行動ですが、これも成長の一つとして捉えてあげてください。TPOをわきまえて上手に対処しながら、学びのチャンスとしてみるとよいですね。

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