子どもに持たせるならタブレット? それともスマホ? タブレットのメリットとは

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スマートフォンより画面が大きいけれど、基本的にはスマートフォンと同じようなことができるタブレット。小学生のお子さまを持つ保護者は「キッズケータイかスマホかタブレットか」でかなり頭を悩ませることも多いはずです。

今回は比較的2択問題になりやすい「タブレット」と「スマートフォン」の違いや、タブレットを使うメリットまでご紹介します。

この記事のポイント

タブレットとスマホの違いは「通話」があるかないか

インターネットやアプリ利用、動画視聴などなんでもできるのはタブレットもスマートフォンも同じです。ただ大きく違うのは、「通話ができるかどうか」ということ。スマートフォンはもともと電話機ですが、タブレットはパソコンのディスプレイを小さくしたようなものなので、基本的に通話は想定されていません。

ただし、SkypeやLINEなどのテレビ通話ができるものを使えば、タブレットでの通話も可能。ここで注意しておきたいのが「タブレットには基本的に電話番号がついていない」ということです。通話を想定していないので、そもそもタブレットにマイクとカメラが付いているかどうかもチェックポイントになります。

■通話をしようと思えばできるタブレットも

タブレットでLINEを利用するにはアカウントを作る必要がありますが、LINEのアカウントは基本として電話番号が必要。電話番号はタブレットの購入方法やサービスの利用によって割り振ってもらえる場合もあるので、お子さまとの連絡手段としてタブレットを持たせるならまずは「タブレットの機種・契約キャリア」などをよく考えてから購入するようにしましょう。

通話ややりとりはできなくても位置が分かれば……という場合は、位置情報をオンにして使えるサービスやアプリを利用すると、タブレットの位置を把握することができます。

タブレットなら外付けキーボードでパソコンの練習にも

大画面で使いやすいタブレットは、別売りのタブレット用キーボードを繋げれば小さなパソコン感覚で使えるのも大きなメリットです。これはスマートフォンでもできますが、やはり画面は大きいほうが見やすくてgood。タブレットで楽しみながらタイピング練習が可能です。

これから取り組みが進んでいく予定のICT教育では、タブレットの活用を視野に入れています。すでにタブレットが導入されている学校もあり、早い段階でタブレットは「学習において必要なもの」となっていくでしょう。

こうなると「使い方に慣れておく」という意味でタブレットを持たせたくなりますが、機種によって使い方がまったく違うこともあるので、「慣れ」という面ではあまり意味がありません。ただし「タブレットでできること・操作性を理解する」という意味で持たせるのならおすすめです。

キッズモデルのタブレットも

学習に力をいれてほしいから、と購入したタブレットでも、基本的な機能はスマートフォンと変わらないため、お子さまは動画やゲームばかり楽しむかもしれません。注意しても夜遅くまで使ってしまい、次の日に影響が出るのであればNGを出さざるをえません。

近年はタブレットのキッズモデルなどもあり、使用できない時間帯や学習のための目標時間などが設定できるものも。お子さまが自分で考えて時間設定をしやすいので、学習意欲が向上する可能性もあります。

また、画面が大きいのでアプリを使ったひらがなや漢字の練習、お絵かきなどやりやすく、近年は学習アプリが充実しているのが大きなメリットです。紙とえんぴつでは集中できない子もタブレットならできる場合があり、合っている子には素晴らしいサポートアイテムになります。

■大切なのは「させない」ではなく「理解してもらう」こと

タブレットには様々なリスクがあるとはいえ、リスクに触れさせないようにあらかじめ除外してしまってばかりでは、お子さまはそのリスクの入り口やきっかけすら知ることができません。タブレットやスマートフォン・パソコンなどすべてにおいて言えることですが、「こういう画面ではこんな理由があるからこうしたほうがいいよ」など、リスクとの向き合い方をきちんと理解してもらうことも大切です。

タブレットやスマートフォンは、使い方次第でトラブルに巻き込まれる危険があるアイテムです。だからこそお子さま自身が「これは危険かもしれない」と察知できるような使い方を教えていきましょう。

まとめ & 実践 TIPS

小学校高学年や中学生頃になれば、スマートフォンを持つお子さまもちらほら現れはじめます。するとやはり我が子も「スマホが欲しい!」となるので、コミュニケーションツールとしてのスマートフォンを購入する可能性は高いでしょう。

その際タブレットはお役御免となるかもしれませんが、キャリアとの契約を終了しても家庭にWi-Fiがあれば、継続してアプリやインターネットなどは利用可能です。

大切なのはタブレットでもスマートフォンでも、「使い方・モラル・リスク」をきちんと教えること、そしてトラブルなどが起こったらすぐに知らせてくれるように伝えることです。間違った使い方を責めるのではなく、どうすれば解決できるかを一緒に考えていけるとよいですね。

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