なぜ泣くの? 赤ちゃんがお風呂で泣く原因と対応策

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お風呂に入って気持ちよくなってほしいのに、赤ちゃんが泣いてしまってどうしたらいいか分からない…ということもありますよね。言葉が話せない赤ちゃんは、泣くことで自分の気持ちを表現します。赤ちゃんがお風呂で泣く理由には、どんなものがあるのでしょうか。

この記事のポイント

赤ちゃんがお風呂で泣き止まない! 考えられる原因は「不快感」と「恐怖」

赤ちゃんがお風呂で泣いてしまう理由として考えられることはいくつかありますが、共通しているのが「不快感」と「恐怖」です。赤ちゃんがお風呂で泣いてしまう主な理由には次のようなものが挙げられます。

赤ちゃんが怖いと思うこと
・お風呂場で反響する人の声や水の音
・衣服を脱がされ何をされるか分からない
・体勢が安定しない

赤ちゃんが不快に思うこと
・お腹がすいている
・授乳の直後で苦しい
・眠い
・突然のお湯に驚いた
・お湯の温度が適温ではない(冷たい、熱い)
・脱衣所と浴室に温度差がある
・身体の不調(肌がヒリヒリするなど)

赤ちゃんがなぜ泣いているか? を想像してあげるようにしましょう。

原因として考えられることを1つずつ解決してあげよう

赤ちゃんがお風呂で泣いてしまうときは、赤ちゃんが泣いている原因と思われることに対して1つずつ対処してあげるしかありません。授乳直後のお風呂は避けるなど基本的な環境は整えてあげつつ、今日は脱衣所と浴室の温度差が少なくなるようにしてみる…など、毎日少しずつ工夫を加えてみましょう。

しかし、赤ちゃんが泣く理由が「水の音が怖い」というものだったとしたら、すぐに解決はできず慣れてもらうことでしか解決しないということもあります。また、昨日は水圧を変えたら泣き止んだのに、今日は昨日と同じようにしても泣いてしまう…ということもあります。「赤ちゃんは泣くもの」という割り切りも大切です。

どうしても泣き止まないときもある! 穏やかな声がけを忘れないで

しっかりとミルクを飲ませて、眠たくないタイミングで、お湯の温度も適温で、今日こそ完璧! と思っても、それでも赤ちゃんがお風呂で泣いてしまい、泣き止まないこともあります。「今日もうまくできなかった」と悲観しすぎず、そのうち泣かずにお風呂に入れられる日がくるはず…という心構えで、まずは目の前にいる赤ちゃんができるだけ安心できるような声がけを心がけましょう。

赤ちゃんは聞きなじみのあるパパやママの声に安心感をおぼえます。入浴中には「あったかいお湯は気持ちいいね」「きれいになって、さっぱりしたね」などポジティブな声がけをしてあげるとよいでしょう。また言葉が通じない時期や視力の未発達な時期でも「お風呂に入るからお洋服を脱ごうね」「腕を洗うよ」と説明をしてあげるなど積極的にコミュニケーションをとって、赤ちゃんの不安や恐怖心を取りのぞいてあげたいですね。

まとめ & 実践 TIPS

大人にとっては当たり前のお風呂でも、ずっと母親のおなかの中にいた赤ちゃんにとってはすべてが初めてで、チャレンジです。泣くことでしか自分の気持ちを表現ができない赤ちゃんとの毎日は、正解がわからず困ってしまうことも多いですが、赤ちゃんと一緒にチャレンジするつもりで、お風呂でのスキンシップを楽しんでくださいね。

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