言うことを聞かない小学生……原因は?怒らず伝えるコツについて

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何度言ってもやらないから、子どもについ声を荒げてしまう。最終的にはしぶしぶ行動してくれるけれど、翌日にはまた同じことの繰り返し……なんてこと、ありますよね。お子さまに分かってもらう、自ら行動してもらうにはどうすればよいのでしょうか? 上手に伝えるコツをお伝えします。

この記事のポイント

言うときは必ず「理由」を添えて

「早くご飯食べて」「早く寝なさい」など、毎日言っているその「早く」について、なぜそうしてほしいのかをまずは考え、理由を添えて伝えてみましょう。

「お母さんは19時までに食器を洗い終えてゆっくりしたいんだ」「使ったら元の場所に戻そうね。あなたが見たいテレビ番組があるとき、リモコンが元の場所になかったら困るよね?」など、具体的にイメージできるように伝えるのがおすすめです。

もしその理由が理不尽だったり不要なものであったりするなら、言うのをやめて「指示のスリム化」をこころがけましょう。大事なことを必要なときだけ伝えるスタイルにすると、お子さまにも「聞く気」が生まれやすくなります。

怒鳴るのはNG。分かるように伝える

「何度言ったら分かるの!」と怒鳴っても、大きな声で怒られているという事実のみが印象に残り、大切な内容は伝わりません。日頃の疲れからついつい感情が爆発してしまいがちですが、基本的に子育てには「怒鳴る」は不要なんです。感情が高ぶってしまったらひと呼吸おいて、今まで分かるように伝えられていたかを振り返ってみましょう。

分かりやすい伝え方は「その子がいつも使っている言葉で・簡潔に」です。理由を伝えるときはついあれもこれもと詰め込んで長くなりがちなので、本人に考えることを促す言い方もアリ。「来週の月曜日から学校です。ママが何を言いたいか……分かるかな?」など、あえて質問形式にすると自発的に行動しやすくなります。

子どもの話を最後まできちんと聞く

ここで少しいつもの様子を振り返ってみましょう。「言うことを聞かない」と嘆く前に、はたして保護者のかたは我が子の話をしっかりと最後まで聞けているでしょうか? また、お子さまの要望をいつもはねのけていないでしょうか? まずは自身の行動を振り返ってみて、お子さまに指摘されてしまいそうな行動があれば、見直していく必要があります。

そして、否定や反論をしないでお子さまの話を最後まで聞くことを心がけましょう。仕事や家事などでどうしても毎日時間に追われてしまいますが、夕飯の時間や寝る前、要望を伝えたあとの反論まで、少し時間を作ってでも聞くことが大切です。

話を最後まで聞くことで、「ちゃんと聞いてもらえる」という信頼感が高まります。また、今の我が子が置かれている・感じている環境が把握でき、できない・やらない理由が見えてくるかもしれません。

まとめ & 実践 TIPS

お互いに言いたくない・言われたくないことなのに、なぜ言うのか、なんのために言うのか。そこをきちんと整理して、重要な部分だけを簡潔に伝えることが大切です。


ポイントは「あなたのためだから」と押し付けるのでなく、お互いにメリットがある、と伝えること。「お母さんも大変だもんね……がんばってみようかな」なんて思ってくれたら嬉しいですね。

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