言うことを聞かない子どもが2週間で変わる!?親がとるべき戦略とは?
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- 育児・子育て
お子さまに日常的に「勉強しなさい!」など注意をするものの、なかなか言うことを聞いてもらえないと悩む保護者のかたは少なくありません。
「かおりメソッド」の提唱者で保護者に向けた子育て講座を開講している岩田かおりさんは、子どもに対して「戦略的ほったらかし」という接し方をすることで親子の関係性が良好になり、保護者が伝える内容がお子さまに響くようになると伝えます。お子さまへの接し方を見直し、学びに向かう子育ての考え方について聞きました。
「言うことを聞かない」理由は親子関係の問題にあり
「遊んでばかりいないで、勉強をしなさい!」
そんなふうにお子さまを叱ってしまう保護者のお悩みをよく耳にします。ガミガミ注意することは、お子さまにとっても保護者にとっても気持ちのよいことではありませんよね。
お子さまが、保護者のかたの言うことを聞かないのは「必要以上に注意や指導をし過ぎている」という背景があります。
多くの保護者のかたが、「子どもは注意や指導をして育てなければいけない」と勘違いし、肩に力が入りすぎてしまっています。保護者がこまごまと管理をして育てなくても、子どもは自ら育つ力を持っています。まず、子どもは指示管理からではなく周囲を見て学ぶので、必要以上に注意や指導をしないでよい、親の役割は、ここぞと言う時にだけ注意や指導することだという認識に転換する必要があります。
育てようとすると、どうしても手取り足取り指導しなければいけないと思ってしまいます。時には、保護者のかたが求める基準に達せず、子どもを厳しく注意してしまうこともあるでしょう。大前提として、「子どもは自ら育つ力を持っているので、それを邪魔しないようにすればよい」という考え方をするようにしていきましょう。
「戦略的ほったらかし」の姿勢が子どもの主体性を育てる!
ただし、子どもに対して「何もしなくてよい」ということではありません。私はよく「『戦略的ほったらかし』をしましょう』と保護者のかたに伝えています。
ガミガミ言わなくても勉強する子になる!子どもを「学び体質」にするのは、「承認」と2つのステップ
で詳細をお伝えしましたが、保護者のかたはご家庭に子どもが夢中になる仕掛けをたくさん作り、一緒に楽しさを味わえばOK。その仕掛けは、読書かもしれませんし、ものづくり体験かもしれません。決して、「これで勉強しなさい!」と強制することではないのです。
保護者のかたのこうした接し方により、お子さまに学習の「種」を植えることができます。しかし、その種から芽が出るのは人それぞれタイミングが異なります。焦ったり期待しすぎたりせずに、ゆったりと子どもの成長を待ちましょう。
お子さまの行動や言動についピリピリしてしまう保護者のかたは、この「戦略的ほったらかし」の姿勢にぜひ転換してみてください。
子どもへの接し方を変える2週間チャレンジを!
なかには、「これまで子どもに厳しく接してきたのに、その方針を突然ガラリと変更しても大丈夫?」と不安を感じるかたもいるかもしれません。
そうした保護者のかたには、「まず2週間やりきってみましょう」と私は伝えています。最初のころは、子どもの様子が気にかかり、「何も注意しなくてよいのだろうか……」「何もしない子になってしまうのではないか……」と心配になるかもしれません。
しかし、2週間という目安があれば、がんばれるものです。まずは「2週間チャレンジ」にトライしてみましょう。
勉強などについて注意することをやめると、最初は子どもたちに驚かれます。しかし、継続していくと親子関係や家庭の雰囲気がすごくよくなっていくことを実感できるはずです。
親子の関係性が良好になれば、お子さまの態度が変わり、保護者の言葉に耳を傾けるようになっていきます。そうなれば、保護者の子育てへの幸福度も高まっていきますよね。
ぜひ、変化の第一歩として、2週間お子さまへの接し方を変えてみましょう。
まとめ & 実践 TIPS
勉強をしない子に厳しく接するのではなく、勉強をしたくなるような接し方へ転換することで、親子関係が改善し、一つひとつの言葉がお子さまに響くようになっていきます。子どもは生まれながらにして、自ら育つ力を持っています。保護者は、その育つ力を信じ、「戦略的ほったらかし」の姿勢で接していけるとよいでしょう。
まずは2週間を目安に、実践してみてください。
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