幼児のイヤイヤ期にイライラ!そんなときは「ハードルを下げる」ことも大切

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子育てはイライラすることも多いですよね。「なんでできないの」「なんで言うことを聞かないの」と思ってしまうこともあるでしょう。そんなときは、ちょっとだけハードルを下げてみませんか? イライラを軽減する子育てのコツをご紹介します。

この記事のポイント

子どもにイライラするのは「期待しすぎている」から?

イヤイヤ期、反抗期……子どもの年齢に関わらず、子育てはイライラすることもあるでしょう。にこやかにできることばかりではありませんよね。

でもそのイライラの原因は、実は大人がちょっと期待しすぎているからかもしれません。「このくらいはできるはず」「きっとわかってくれているはず」そんな風に思っていませんか? これは、大人が勝手に決めてしまっている「ハードル」です。もしかすると、子どもにとっては高すぎるのかもしれません。

このハードルをちょっと下げるだけで、イライラする気持ちを軽減できる可能性があります。

ハードルを下げれば褒めることがいっぱいになる

ハードルを下げることは、それほど難しいことではありません。「できて当たり前」と思っていることを、「できたらすごい」と思ってあげればOKです。

たとえば着替えの場面を想像してみましょう。ある程度自分で着脱できるようになると、「もう一人で全部着られる」と思ってしまいますよね。これを、「ズボンだけでも一人で着られたらOK。全部できたらすごい!」という考えに変えてみましょう。

そうすると、言葉がけは「一人でできるでしょ」から「ズボン一人で履けたんだね、すごい!」に変わります。保護者のかたのイライラも減り、子どもも褒められて嬉しくなるでしょう。そうするとやる気が出て、次はもっとできるようになるかもしれません。

子どもが無理なくできるところまでハードルを下げれば、それだけ褒めることが増えます。それ以上のことができれば、「ウチの子すごい!」という気持ちにもなるでしょう。そうすれば、自然とイライラしなくなるはず。やっていることは同じでも、大人の気持ち次第でこんなに変わるのです。

大人も自分のハードルを下げてみよう

ハードルをつい高くしてしまうのは、子どもに対してだけではありません。保護者のかたも、自分自身のハードルを上げ過ぎて無理をしてはいませんか?

「夕食は毎日手作りしなきゃ」「いつも笑っていなくちゃ」「完璧なママでいなきゃ」と、頑張りすぎてはいないでしょうか。完璧である必要はありません。家事も育児も、手抜きをしたって大丈夫です。

「お惣菜でも夕食を用意した私はすごい」「毎日会社に行くために朝起きている僕はすごい」そんな風に、思ってみませんか。もちろん、パートナーに対しても同じです。それだけで、気持ちが楽になるかもしれません。

まとめ & 実践 TIPS

子育ては、イライラしたりうまくいかなかったりすることもあるでしょう。でも、「私はダメだ」と悲観しなくて大丈夫。子どもも大人も、失敗しながら大きくなっていくからです。


お子さまが3歳なら、保護者のかたも親として3歳。たとえ三人目でも、三人の子どもの親としては3歳です。たった数年でここまでお子さまを育ててきたことに、自信を持ってください。高すぎるハードルをちょっとだけ下げて、ゆっくりゆっくり、お子さまと一緒に成長していきましょう。

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