多様性の高まりを受けて制服にも変化、昨今の高校生の制服事情

保護者の方々は、ご自身の高校生のときの制服スタイルを覚えていますでしょうか? 受験する学校を選ぶ際に、制服が好みの学校を選んだというかたもいらっしゃるかもしれません。
そこで、今回はトンボ学生服制服と生地製造メーカー日本毛織が実施した調査結果から、昨今の高校生の制服の変化を見ていきたいと思います。

スラックス採用校が増加中! 高校生女子の制服

2019年に制服のモデルチェンジを行った高校の数は全国で91校でした。
その中から、まずは、女子の制服の傾向から見ていきましょう。
トンボ学生服がモデルチェンジを手掛けた制服のスタイルの傾向はブレザーが79%と多数を占めています。前年はより6%の増加でした。スーツスタイルは前年の23%から18%に、セーラースタイルは前年の4%から2%と減少しました。

高校生の制服は、中学校に比べて色のバリエーションが多いのも特徴ですが、これは、近隣の学校とデザインが重複するのを避け、学校の独自色をより強調するという理由があるようです。スカートのチェック柄もバリエーションに富んでいます。

ジャケットのデザインは、67%が2つボタンのシングル。2つボタンのジャケットは、7年ほど前から主流になっています。

スカートのデザインは、折り目が一方向に向けてある車ヒダが約70%。次いでその他が約20%を占める結果に。女子でスラックスを採用しているのは、前年の35校から60校に大幅に増加し、LGBTに配慮するなど、制服にも多様性が生まれてきていることがわかります。

なお、女子のスカートで、カーブベルト仕様などウエストを折り込んで短くできないような形のスカートを採用している学校は23%で、制服の着崩し防止の工夫をしている学校があることがわかります。

ノータック主流の紳士服に対し、学生服は1タックが主流

次に高校生男子の制服の傾向です。

スタイルの傾向は、ブレザーが68%と多数。スーツスタイルは26%でしたが、前年の17%に比べると増加しました。一方、詰襟は学校オリジナル商品と標準型商品を合わせても6%と少数でした。

ジャケットのデザインは、8年ほど前から主流になっている2つボタンシングルが約70%を占める結果に。色は、紺が過半数を占めていますが、グリーンや茶系を採用している学校も合わせて約7%ありました。

スラックスのデザインは、1タックが90%以上。これは例年と変わらない傾向で、ほとんどの学校が1タックのスラックスを採用しています。ノータックより1タックの方が動きやすいというのが主な理由ですが、スポーツの強豪校など、がっしりした生徒が多い学校ではさらに太ももに余裕ができて動きやすい2タックを採用している学校もあります。

色は、グレーと紺がメインですが、そのうち柄物は約60%と半数以上を占めています。また、スラックスも少数ですがグリーンを採用する学校がありました。

毎日身に着ける制服も、時代に応じて変化していることがわかります。親子でそれぞれの制服事情について話してみると、盛り上がるかもしれません。

出典:トンボ調べ

取材協力:(株)トンボ
https://www.tombow.gr.jp/

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