きれいな字と集中力を身につけよう! 書道教室、書道通信講座の選び方
書道は多くの保護者から「習わせて良かった」との声が上がっている人気の習い事です。字がきれいになるだけでなく、集中力がつく、礼儀作法や正しい姿勢が身につく、漢字やひらがなの勉強になるといったさまざまなメリットがあります。
お子さまが書道を習う場合は、主に書道教室に通う方法と通信講座で習う方法の2種類があります。今回はお子さまの書道教室の習い事について、方法別に選び方のポイントをご紹介します。
日常とは異なる環境で集中力アップ! 書道教室で習う場
書道教室で書道を習う場合は、学校や自宅とは異なる環境で集中力がアップしたり、師範とのやりとりで礼儀作法を学べたりというメリットがあります。以下で書道教室の選び方のポイントをご紹介しましょう。
【1】師範の指導力や相性は?
書道における先生とお子さまとの相性はなかなかはかりにくいかもしれません。そこで目安にしたいポイントが、師範の書くお手本を見てみて魅力的かどうかです。お手本も師範によって十人十色です。お子さまが「この先生みたいな字を書きたい!」と思うような教室を選ぶとよいでしょう。
また師範の指導力を見極めることも大切です。師範がきちんとした書道教師の訓練を受けており、感性ではなく理論で正しい字を教えてくれる教室を選びましょう。師範はお子さまにもわかりやすいような言葉で、字の構成や筆画の状態を説明しているでしょうか?お子さまの目の前でお手本を書いているかどうかも目安になります。
【2】段級位制や発表会はある?
「段」や「級」があると練習のモチベーションになります。また、友だちをみて、「○○ちゃんが3級になったから私もがんばる!」というようにやる気を出す場合もあるでしょう。
発表会も同様です。先輩の字を見て、お子さまが「あんなふうなきれいな字を書けるようになりたいな」と思うことができれば、上達への足がかりになります。
【3】教室の雰囲気は?
体験レッスンや見学会に参加した際には、教室の雰囲気もチェックしておきましょう。お子さまたちが集中して取り組んでいる教室、お子さまたちの真剣さが伝わってくるような教室がベストです。
また生徒の人数も合わせて見ておきましょう。生徒の人数があまりに多いと、師範に一人ひとりのお子さまをゆっくり見てもらえないことも考えられます。人数はもちろん、スペースにも余裕のある教室を選ぶとよいでしょう。
すきま時間でマイペースに! 通信講座で習う場合
ほかの習い事が忙しくてなかなか教室に通う時間が取れない、教室が近くにないといった場合には通信講座がおすすめです。以下で書道の通信講座を選ぶポイントをご紹介します。
【1】お手本に好感がもてる?
通信講座のお手本には、本格的な題材を使っているものから身近な題材をお手本にしているものまでさまざまあります。資料請求をすればお手本の雰囲気がわかるため、何社か比較してお子さまが親しみを感じられるお手本を使っている講座を選ぶようにしましょう。
【2】添削は丁寧で早い?
通信講座は書道教室と比較して、添削にタイムラグがあったり、口頭で指導を受けられなかったりという難点があります。通信講座を選ぶ場合は、その難点をできるだけ克服しているような講座を選ぶようにしましょう。
教室では口頭で伝えている部分もきちんと文章で伝えてくれるような添削をしてくれているか、添削した作品を早く返してもらえるかといった点がポイントです。
【3】段級位制や発表会はある?
通信講座の運営母体が大きな組織に所属していれば、段や級をもらえたり発表会があったりします。自宅で、ひとりで練習をしているとなかなかモチベーションを保ちづらいですが、自分の実力を試す場があればやる気をアップできます。
昇段や昇級で達成感を味わったり、発表会で自分を表現する場を得たりという経験をお子さまにさせてあげましょう。
お子さまに合った習い方で書道を習おう
書道教室と書道通信講座には、それぞれさまざまな特徴があります。お子さまの性格やご家庭の生活スタイルに合った習い方で書道を習うとよいでしょう。きれいな字を書けるようになれば、学校ではもちろん、社会に出てからもきっと一目置かれるようになりますよ。