保育園で行う「鬼ごっこ」は発達に良いことばかり! イマドキの新ルールもご紹介

昔からある定番の遊び「鬼ごっこ」。保育園や幼稚園などでも行われるこの遊びは、幼児期に経験したい動きがたくさん詰まっている優れた運動遊びです。現代の子どもたちはどんなルールで遊んでいるのかも、合わせてご紹介します。

この記事のポイント

鬼ごっこは幼児期におすすめの運動遊び

幼児期には、遊びを通してさまざまな動きを経験するのがよいといわれています。立つ、座るといった基本的なものだけでなく、はねる、跳ぶ、登る、くぐるなど……。鬼ごっこは、その動きたくさん経験することができる絶好の遊びです。

しかもそれだけではありません。鬼ごっこにはこんなメリットも。

・全力で走ることができる

鬼から逃げることで目的ができるので、全力疾走ができます。スリルがあるのでその効果はさらにアップ。短距離走などただまっすぐ走ることが苦手な子どもも、鬼ごっこであれば全力を出すことができるのです。

・体をコントロールする動きができる

鬼をよけるためには、走る方向を変えたり、急ブレーキをかけたりします。走る速さも調整しながら逃げるでしょう。倒れないようにバランスをとったり、転ばないように踏ん張ったり、いろんな力を使います。日常生活ではあまりしない動きを経験できる遊びです。

・予測したり考えたりすることができる

逃げ切るためには、鬼の動きをよく観察しなければなりません。そして、どちらに動くのかを予測する必要があります。さらに、他の人にぶつからないようにしたり、鬼に見つからなそうな場所を選んだり……。遊びながら、考えて判断してということを繰り返すことができます。

・年齢や人数に合わせてルールを変えられる

鬼ごっこにはさまざまなルールがあります。そのルールさえも、話し合って変更することが可能。「走らない鬼ごっこ」「ハイハイでやる鬼ごっこ」「タッチせずに影を踏む鬼ごっこ」など、遊び方は無限大です。年齢や人数、場所などに応じて好きなルールを考えてみましょう。

体も頭も使って遊ぶ鬼ごっこ。普段の生活でも役立つことがたくさんありそうですね。

スポーツにも生かされる鬼ごっこの動き

鬼ごっこには、スポーツでも見かける動きがたくさんあります。特にわかりやすいのは、サッカーやバスケットボールです。

たとえば、フェイント。鬼をよけるために右に左に体を振ったり、急に走る向きを変えたり……。相手にボールを取られないようにする動きと似ていますよね。

また鬼ごっこは、人にぶつからないように周りを見たり、空いている場所を見極めて逃げたりします。これも、パスを回したりゴールに近づいたりするために必要な動きです。

もちろん、走り回るので持久力もアップします。準備運動として取り入れているスポーツ教室もあるそう。鬼ごっこは、楽しみながらスポーツに生かせるスキルが身につく優れた遊びなのです。

コンセント? バナナ? イマドキの鬼ごっこ

さて、鬼ごっこにはいろんなルールがあります。鬼が指定した色にタッチする「色鬼」や、タッチされると動けなくなってしまう「氷鬼」。捕まった人がどんどんつながっていく「手つなぎ鬼」というものもありますね。

これだけでもバラエティ豊かですが、現代の鬼ごっこはさらに進化。こんな面白いルールもありますよ。

・コンセント鬼

基本のルールは氷鬼と同じですが、ちょっとアレンジされています。鬼にタッチされた人は、両手を腰に当てて仁王立ちをします。そして、他の人が腕の隙間に手を差し込むと動けるようになるというもの。コンセントを差してもらったら逃げられるということですね。まさに現代の鬼ごっこという感じです。

・バナナ鬼

こちらも氷鬼と同じルール。今度は、タッチされた人がバナナになります。両手を上にあげて手の平を合わせましょう。動くためには、他の人にバナナの皮をむいてもらわなければなりません。上に上がった手を他の人が下ろしてあげればOK。タッチするだけの氷鬼と比べて時間がかかるので、スリル満点です。

・ボール鬼

ドッチボールと鬼ごっこが組み合わさったような遊びです。使うのは柔らかいボール。鬼は、タッチする代わりにボールを投げて当てます。当たったら鬼交代。でも、キャッチできればセーフです。もしキャッチできたら、鬼を遠ざけるためにボールを投げてしまいましょう。小学生でもできるちょっと難しい鬼ごっこです。

他にも、いろんな鬼ごっこがあります。新しいルールを子どもたちと作ってみてもよいですね。もしかすると、それが新定番になるかもしれません。

まとめ & 実践 TIPS

発達にもプラスになる鬼ごっこ。ルールを工夫すれば小さな子どもでも楽しむことができます。友達同士で、家族で、たくさん体を動かして遊びたいですね。


出典:厚生労働省「〈身体能力〉高める運動遊び (幼児4-6歳以上)」
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/kosodate/katsudou_program/program/files/02_02.pdf

出典:文部科学省「幼児期運動指針ガイドブック (9分3)」
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2012/05/11/1319748_4_1.pdf

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