運動会必勝法!? 玉入れ・リレー・綱引き・騎馬戦のコツをチェック
運動会で活躍できれば、子どもにとってよい思い出になることは間違いありません。保護者としては、子どもが運動会でよい成績を残せるようにアドバイスしたくなりますよね。また最近の運動会は、保護者が参加する競技も増えてきました。競技で勝てるコツを知って、子どもと一緒に楽しみましょう。
格好よりも確実性! 「玉入れ」のコツ
玉入れは紅白2チームに分かれ、時間内にいかに多くの玉を、設置されたカゴに入れられるかという競技です。基本的には団体戦ですが、仲間同士の協力競技ではなく、玉を入れる個人の力量が勝負を決めます。つまり時間内に自分がいかに多くの玉を集めて、カゴに放り込むかという点が玉入れのポイントです。
玉入れのコツは、
・なるべくカゴの直下に立つ
・両手に持てるだけの玉を持ち、下から上へ放り投げる
という2点になります。
競技が始まったら、なるべくカゴの直下に近い場所に立ちましょう。カゴの下には、他の人が投げて外した玉が落ちてきます。つまり玉をすぐに拾って投げることができるということです。上から玉が降ってくるので玉が体に当たってしまうのですが、それでケガをするようなことはないので怖がらないようにしましょう。玉を投げたあと、次に投げる玉を探す手間が省けるカゴの直下こそ、簡単に玉を集められるベストポジションです。
もうひとつのポイントは玉の投げ方です。もっとも効率のよい球の投げ方は、両手に持てるだけの玉を持ち、下から上へ一気に放り上げるスタイルです。モノを投げる場合、ついつい肩の上から投げたくなるものですが、これでは一度に投げられる玉の数が少なくなってしまいます。それに比べて両手で玉を抱えてそのまま投げれば、小学生でもたくさんの玉を一度に投げることができます。
バトンパスが勝敗を決める「リレー」のコツ
リレーはただ自分が速く走ればいい「かけっこ」と違い、同じチームのメンバーとバトンをつないでいかなければなりません。このバトンをつなぐ“バトンパス”が、リレーの勝敗を決めると言えるでしょう。子どもへのアドバイスとしては、かけっこの練習のほかに、バトンパスが確実にできるように、チームのメンバーと十分に練習を積んでおくといいですね。
空を見て、力の限り綱を引く「綱引き」のコツ
チームに分かれて綱を引き合う綱引きは、一致団結できるかどうかが勝敗を左右します。
綱引きのコツは、
・背の高い人から並び、体重の重い人を綱の最後の方に集める
・ロープの左右に等間隔で選手を配置し、力が分散しないようにする
というような点があげられます。
子どもへのアドバイスとしては、
・利き腕とは反対側に立つ
・利き腕ではないほうの腕を前に、利き腕を後ろにしてロープを握る
・ロープを利き腕の脇でしっかり挟む
・スタートと同時にしゃがみ込み、後ろは空を見上げる姿勢で、力の限り綱を引く
ということでしょう。
綱を引くフォームだけであれば、自宅で練習ができますので、一緒に練習するのもいいですね。
チームワークがカギの「騎馬戦」のコツ
騎馬戦は4人一組のチームを組んで、3人が「騎馬」となり、残った1人が「騎手」となります。試合は2軍に分かれた騎馬の集団が、騎手のつけた帽子(またはタスキ)を取り合うのが基本です。学校によってそれぞれの軍にいる「大将」の帽子を取ったら勝負が決まる“大将戦”や、一定時間内に敵軍の帽子を、いくつ奪ったかでポイントで争う“全滅戦”などルールが異なることもあります。
騎馬を組む場合、
・一番背の高い子どもを騎馬の先頭にする
・一番軽い子どもが騎手になる
というのが基本です。
実際の競技では、なるべく単騎では行動しないといったコツもありますが、それ以前に4人のチームワークが取れるよう、本番前にしっかり練習しておくことが最大のコツでしょう。
運動が苦手な子どもにとって、運動会は憂鬱なイベントでもあります。でも、どれかひとつでも得意な競技があればきっと運動会が楽しくなるはず。ぜひ、子どもに得意競技をつくってあげてくださいね。