もうすぐ新学期! 新しいクラスで上手に友だちをつくるコツ

 春休みを迎え、そろそろ新学期、新しい学年のことが気になっている人もいるのでは? クラス替えなどでクラスメートの顔ぶれが変わる場合、心配なのは「友だちづくり」のこと。今回の記事では、新しい環境で上手に友だちをつくるコツをご紹介します。

自己紹介で自分の趣味や好きなことをクラスメートにアピール

 新しいクラスになると、最初に自己紹介の時間があるのが一般的です。自己紹介の目的は、自分がどんな人なのかを、みんなに知ってもらうこと。中学生の場合は、名前と所属している部活、趣味、興味のあることなどを話せばOK。共通の話題があれば、相手は話しかけやすくなりますから、「人前で発表できるような趣味がない…」という人も好きなものや興味のあることなどを、積極的に発信しましょう。

また、誰でも初対面の人をどう呼んだらいいか迷うもの。自己紹介の中で「○○って呼んで」「仲のいい友だちからは○○って呼ばれています」など、自分からどう呼んでほしいのか、伝えるのもよいテクニック。みんなの印象に残りますし、身近に感じてもらえるというメリットがあります。

「友だちになりたい」と感じたら、休み時間に思いきって質問してみよう

 ほかのクラスメートの自己紹介を聞いて「友だちになりたい」と感じた人がいたら、休み時間に積極的に声をかけてみましょう。このときはいきなり自分のことを話すのではなく、相手に質問するのがポイントです。例えば、共通の話題がありそうな人に「サッカーが好きだって言ってたけど、好きな選手は誰?」など、質問してみましょう。相手のことを知ることができるうえに、質問をきっかけにして自分のこともアピールできます。趣味などの共通の話題がない場合、「どこに住んでるの?」「さっきの授業のあの問題、解けた?」など、何げない話題でもOKです。

新しいクラスになると、あなただけでなくクラスの多くの子が緊張しているはず。「誰か、話かけてくれないかな…」と待っているよりも、自分から声をかけた方がスムーズに友だちをつくれるでしょう。

挨拶と笑顔が友だちづくりのポイント

 がんばって相手に話しかけることも大切ですが、クラスメートが話しかけやすい雰囲気をもつことも大事です。そこでポイントとなるのが、「明るい挨拶」と「笑顔でいること」。この2つはコミュニケーションの基本ですし、大人の社会でも通用する上手な人間関係づくりのヒケツです。反対に自己中心的な発言をしたり、身勝手な行動をとると、みんなから敬遠されてしまうかも…。気をつけましょう。

友だちが増えれば中学生活の楽しさも増しますし、中学時代の親友は一生を通して付き合える大切な存在になることもあります。不安がって何もしないよりも、思いきって自分から行動してみる方がよいでしょう。

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