新学期の友達の作り方、どんなふうにしたらいい? ポイントは?
学校が再開され、休校期間が長かった地域のお子さまは、新しい学年、クラスでの学校生活に少しずつ慣れていっているところでしょう。環境が新しくなったタイミングは、新たな友達を作り、交友関係を広げる絶好のチャンスでもあります。でも、「たくさん友達を作る!」と期待でいっぱいの人だけでなく、「友達ができるかな…」と不安な人もいるのでは? 学校生活を楽しく過ごすため、友達の作り方について一緒に考えてみましょう。
とにかく、まずは挨拶!
新しい教室に入ってみると、知らない顔ばかりで「どうしよう…!」と緊張するかもしれませんが、まずは勇気を出して自分から「おはよう」「よろしくね」と挨拶してみましょう。挨拶は人間関係の基本と言われますし、挨拶されて嫌な気分になることはありませんよね。このときに、明るい笑顔をプラスできればバッチリです。
近くの人に話しかける
緊張する気持ちはわかりますが、どちらかが話しかけなければコミュニケーションは生まれません。席が近い人や、整列などでたまたま近くになったクラスメートに、いろいろ話しかけてみましょう。「名前は何?」「何て呼べばいい?」「どこの学校出身?」「去年は何組だった?」など、内容はささいなことでOKです。最初の1~2週間などは、ゲーム感覚で「1日に必ず3人と話す」など決めて、全員と話すことを目標にしてもいいかもしれません。
新学期はお互いについてまだ何も知らない状態ですから、あなた自身のことについて、簡単に自己紹介もできるといいですね。
共通点を見つけよう
会話の中で、出身幼稚園が同じである、共通の友達がいるなど、自分と相手の共通点を見つければ、それが一気に仲良くなるきっかけになることも。あるいは趣味の話や、前日に見たテレビ番組、好きな芸能人の話などでもいいでしょう。それらの共通点を掘り下げていくと親近感がわき、仲間意識も芽生えます。
会話が思いつかない場合、小さな頼み事&お礼を
いきなり話しかけるのが不安なら、「ごめん、消しゴム貸してくれない?」など、相手の負担にならない程度のお願い事をしてみるのがおすすめです。そこから「ありがとう、助かったよ! そのおしゃれなペンケース、どこで買ったの?」など、お礼を伝えるとともに、話題を少し広げてみましょう。ささやかな頼み事が、会話の糸口になるはずですよ。
クラス以外にもきっかけを
部活や委員会、生徒会などの活動に積極的に参加すると、知らない人とも仲良くなりやすいはず。同じ物事に一緒に取り組むことは、友達作りのきっかけとしてはとても有効です。
気の合う人を探すポイントは?
クラスの仲間の持ち物をチェックしてみましょう。バッグや靴が「いいな」「おしゃれだな」と思うものだったり、自分も好きなアーティストやキャラクターのグッズを持っていたり…そういう人は、あなたと気が合う可能性大。「これいいね!」と、どんどん話しかけてみましょう。
新学期を迎えて緊張したり不安を抱いたりしているのは、あなただけではありません。実はみんな同じ気持ちなんだと思えば、話しかけやすいですよね。もちろん「上手に話さなきゃ」なんて考える必要だってありませんから、積極的に自分からコミュニケーションをとって新しい友達を作り、新生活を充実させましょう!
参照:「イラスト版気持ちの伝え方-コミュニケーションに自信がつく44のトレーニング」高取しづか 著(合同出版)