中学準備のススメ 英語が苦手にならないために小6のうちに備えておくべきこととは?
小学校6年生の保護者の方は、お子さまが中学校に上がるにあたって、期待とともにさまざまな不安も抱かれるはず。その一つに中学からは、英語が教科として加わる、ということがあると思います。英語学習は最初が肝心です。不安かもしれませんが、中学入学まで時間のある今から備えておけば大丈夫。どんなことに気をつければいいのか、おさえておきましょう。
小学校と中学校では大きく違う英語教育
小学校5年・6年で実施されている英語活動。現状、小学校での英語活動は、ほとんどの小学校で、楽しく話す、英語に親しむことを大切にした学習です。
しかし、中学校では、英語は数学や国語に並ぶ主要教科となり、定期テストのほか、単語テストが頻繁に行われるなど、小学校で学習してきた内容とは大きく異なります。
これまでの「聞く」「話す」はもちろん大切ですが、それに加えて「読む」「書く」の割合が高くなるのが、中学からの英語学習の特徴です。中学1年生で覚える英単語の数は、600ほどあるほか、小学校ではふれることが少なかった文法なども加わり、高い比重となるなど覚えるべきことも一気に増えます。
中学生に聞いた「英語の得意/不得意意識」のアンケート結果*では、「やや苦手」「とても苦手」と答えた人は43.9%でした。多くの中学生が英語は苦手教科と意識しています。
算数では、小学校のニガテ箇所を復習し、克服しておくことで中学入学後の数学に対応していくことが大事ですが、英語の場合は中学で学習する内容の先取りをしておくことが、入学後の学習にスムーズに対応するポイントです。
小学校で習った英語をいかして先取りしておきましょう
これまで小学校で習ってきた英語とこれから中学校で習う英語は大きく異なるといいましたが、それでもまったくつながりがないわけではありません。小学校の英語学習での「聞く」「話す」際に使っていた単語やフレーズを、中学校で加わる「読む」「書く」につなげていければ高い効果を出すことができます。
実際、小学校で英語の学習を経験した中学生が、小学校での英語学習は、「外国や英語に興味をもつこと」「英語を聞くこと」について5割以上が役立ったと感じている結果もあります*。学習してきた内容をうまくいかしていくことで、より効率よく中学での内容でも理解していけるはずです。
また中学生が、英語が苦手になる時期は、「中1の前半?中2の後半」まで*というアンケート結果も。このことからも、まずは小学6年生の間に先取りをしておくことで苦手におちいることなく、スムーズに英語を理解していくことが大切になるのです。
英語は、3年後にむかえる高校受験でも必須の教科です。積み重ねが大切で差がつきやすい教科なので、中学校入学時からしっかりとついていけるように、今から先取りをすることで英語に慣らしてあげましょう。
*出典 ベネッセ教育総合研究所「中高生の英語学習に関する実態調査」(2014年3月調査)
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また、中1・4月号からの進研ゼミ「中学講座」では、2018年に実施される教育改革も視野に入れて指導していきます。授業理解や定期テスト、受験対策に必要な内容にしぼって、一人ひとりの理解度に合わせて学習を進めることができるので、高校合格まで安心して学習に取り組めます。
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