中学準備のススメ 小学校でのニガテ克服が中学の学習を好スタートさせるカギ!

2016年4月に中学校に上がるお子さまがいる保護者の方の多くが、中学校生活を思い切り楽しんで成長してほしいと考えていらっしゃるかと思います。一方で、学習内容が難しくなるうえ、3年後に受験もひかえる中学校の学習に、不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。しかし、中学校での学習は小学校で習ったことの発展。小学校の学習でお子さまにニガテな教科があるのであれば、それを克服しておくことで、中学校好スタートにしっかりとつながります。中学校入学前にやっておきたい勉強とは? 中学校での学習の好スタートをかなえるためのポイントをご紹介します。


まずはニガテを克服すること

 中学校入学前にやっておきたい勉強というと、中学校で学ぶことの先取りを思い浮かべる方も多いと思います。しかし、それより前にしておきたいことが、小学校でのニガテ単元の克服。中学校での学習は小学校の学習の上に積み重ねられていくものだから、中学校の学習でつまずかないためには、小学校でのニガテをなくしておくことが必須なのです。

 

たとえば、数学なら、小学校でニガテな子の多い「分数のたし算&ひき算」や「分数のかけ算&わり算」は、中学校の数学で最初に学習する「正負の数」という単元につながっています。
つまり、今の時点で「分数のたし算&ひき算」、「分数のかけ算&わり算」にニガテ意識があるなら、それをなくしておくことで、中学ベストスタートが切れる可能性がグッと上がるのです。

 

ほかにも、ニガテな子の多い、算数の「速さ」や「文章題」や、国語の「説明文の読み取り」など、小学校の学習内容が中学校での学習の土台になる単元は多くあります。

 

90.1%(※1)の中学生が、「ニガテを放っておくと中学入学の1ヵ月後には授業についていけなくなる」と回答しているアンケート結果からも、中学校の学習につながる範囲のニガテ部分を克服しておくことが、いかに中学での学習の好スタートにつながるかということがわかるのではないでしょうか。

 

中でも、算数。81.2%(※2)の中学生が、「小学校の算数は中学の数学につながっていると思う」と回答しています。算数は不得意な子どもにとってニガテ意識が強い教科です。
難関高校を目標にする場合、避けては通れない教科なので、どんなところがニガテなのか、お子さまのニガテ部分を探って、しっかりニガテをつぶしておきましょう。

 

 

中1の内申点が高校入試を左右する

 ニガテを克服することで、中学での学習がよりスムーズになるわけですが、なぜ中1の最初が大切なのでしょうか。

 

それは、中学スタートの成績差は多くの場合、一度開いてしまうとなかなかその差が埋められないからです。
実際、難関校合格者は中1最初からいい成績の場合が多く、中学終盤での逆転は想像以上に少ないのです(※3)。この最初のベストスタートに大切なのが、まず小学校で苦手だった単元を克服すること。ニガテをなくしておくことで、余裕をもって中学のスタートを切ることができます。

 

まずは、小学校の今のうちからニガテを克服し、中学校の学習の基礎をしっかりと固めておくことが、お子さまの明るい未来のためには大切。
保護者の方としては、今のうちから中学入学に備えておくと安心ですね。

 

※1:2013年中一生414人対象「お子様の教育に関するアンケート」より

※2:2012年中一414人「通信教育に関するアンケート」より。「とてもあてはまる」「ややあてはまる」と答えた割合。

※3:公立中学の先生の79%が「トップ高校合格者は中1最初の頃からトップクラスの成績だった」と回答(2015年206人の公立中学教師向け調査より)

 

 

◆進研ゼミ「中学講座」のご紹介

春から中学生になるお子さまには、小学校6年生の1月号から開講する「中学準備講座」がおすすめ。入学への不安を解消し、中学でも通用する学習スタイルを取得できるプログラムです。小学校の総復習では、中学校での学習につながる重要テーマを厳選。短時間で効率的にニガテな教科も克服できます。さらに、中学の先取りもできるので安心です。
また、中1・4月号から始まる、授業理解や定期テスト、受験対策に必要な内容にしぼって、一人ひとりの理解度に合わせて指導する「中学講座」なら、ニガテを残さず合格力をつけられます。
難関高校合格を目標に中学準備に取り組んでみませんか。

 

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