いつからOK?赤ちゃんとビーチに行く時の注意点
赤ちゃんがいる家族でも、暑い毎日が続くと、海に行きたくなりますよね。でも赤ちゃんがいるし…、とためらう方もいるかもしれません。赤ちゃんは海へ連れて行ってもいいの? いつからOK? 赤ちゃんのビーチデビューでの注意点を紹介します。
ビーチデビューは赤ちゃんの五感を刺激してくれる
赤ちゃんは、6ヵ月~9ヵ月になるとおすわりができるようになります。そうなれば、海に連れていっても大丈夫。
おすすめは、ビーチでの砂遊びです。いろんなものやことが新鮮に見える赤ちゃん。初めて見る海やビーチは、赤ちゃんの好奇心を刺激してくれます。指で砂に触れたり、海草や貝殻を触らせてあげるのもいいです。さまざまな感触を体験することは、赤ちゃんにとっての運動能力の向上につながるほか、体や心の発達にも効果的。赤ちゃんは風や波の音も五感を刺激されます。こうして少しずついろんな感覚を身につけていくことができます。
ちなみに波の音で赤ちゃんは胎内にいた頃を思い出して安心すると言われています。海辺でリラックスできるのは大人だけじゃないんですね。
赤ちゃんだから、と心配してずっと家にこもっているよりは、いろんな体験をさせてあげることで、経験が蓄積され、引き出しも増えていきます。
赤ちゃんを海に連れて行くとき知っておきたい注意点
生後12ヵ月くらいまでは体温調節もうまくできません。大人には少し冷たい水でも、赤ちゃんは小さいので体がすぐに冷えてしまいます。海水に入れるのは避けましょう。もし、海に入った場合でも、震えたり、唇が青くなったら、すぐに暖めてあげてください。
また海水を飲まないように気をつけることも大事です。海水には人や動物の排泄物を摂取するバクテリアがいます。このバクテリアが赤ちゃんの体内に入ることで、皮膚や、耳、目などの感染症にかかったり、胃腸炎を起こす場合もあります。
海辺は日差しが強いので、紫外線対策も重要。赤ちゃんの皮膚は薄く、紫外線にもとても弱いです。赤ちゃん専用の日焼け止めもありますが、日焼け止めには化学物質も含まれているので、利用する場合は、必要最低限を塗るようにして、あとは日傘などで陰を作って保護してあげましょう。ビーチは照り返しもあるので、こちらも注意が必要です。日差しは目にもよくありません。つばのある帽子をかぶせるのも有効ですが、とくに首が隠れるフラップ付きの帽子なら、熱中症対策にもなり、おすすめです。
紫外線は皮膚をばい菌から守る殺菌作用があったり、骨を強くするビタミンDの生成には欠くことができません。紫外線に当たることも必要です。
また赤ちゃんは、汗もたくさんかきます。脱水症状も心配。海にいても通常のペースで母乳や粉ミルクを与えて、しっかり水分補給もしてあげて。
赤ちゃんのビーチデビュー、心配なことも多いですが、心や体の発達のためにはいいこともいろいろ。気をつけながら、赤ちゃんに初体験を楽しませてあげたいものです。