幼稚園とのれんらくノートでやりとりしておきたいこととは?(後編)
『幼稚園とのれんらくノートでやりとりしておきたいこととは?(前編)』に引き続き、幼稚園と保護者との間でやりとりする「れんらくノート」について、子どもの幼稚園生活のためにどんなやりとりをしておきたいのか考えてみましょう。
子どもの口から出てきたお友達の名前、お友達とのやりとりも
入園して間もなくの子どもから、「○○くんと遊んだ」「○○ちゃんと明日も遊びたい」など、友達の名前がでてきたら、れんらくノートで先生に伝えておきましょう。すでに先生も知っている場合が多いのですが、先生もまだ知らないお友達関係かもしれません。名前を伝えておくことで、先生と子どもとの間で話が通りやすいこともありますし、具体的にどのような遊びをしているのか把握しやすくなるでしょう。
子どもの活動が活発になれば、「○○くんとけんかした」「○○ちゃんのことはきらい」という言葉もでてくるかもしれません。このような発言がでてくると、親としては心配になるかもしれませんが、具体的にどんなことがあったのかを確認するのはまだまだ難しい段階です。ただ使いたいおもちゃを先に取られてしまっただけかもしれません。
そこで、れんらくノートには「こういうことを言っているが、もし今日仲良くできていないようであれば先生から助け舟を出してほしい」というように書き、少し注目してほしいという要望を伝えておきましょう。先生がここまで事前にわかっていれば、適切な対応をしてくださるものです。
怪我をしていた、持ち物がなくなった、壊れていた……などの連絡も
自宅に帰った子どもが思わぬ場所に怪我をしていたことがわかった、持ち物がなくなっていた、不自然に壊れていた……といった場合にも、れんらくノートで相談しましょう。大きな怪我や壊れ物であれば、幼稚園にいる間に先生が気づくこともできますが、タイミングや怪我の大きさ、壊れた物の状況によっては、先生も把握することが難しくなってしまいます。
もちろん、「子どものことだから」と納得できるレベルであれば問題ありません。ですが、「なぜだろう?」と心にひっかかるようであり、かつ緊急のこととして電話するほどのものではない……などというときに、れんらくノートの存在はとてもありがたいもの。先生方にとっても重要な情報になるかもしれませんので、ぜひ相談してみてください。
れんらくノートでは、持ち物や行事の確認なども可能です。全保護者に配布されるお知らせのプリントなどでわからないことや、個別に対応が可能かどうか知りたい場合なども、れんらくノートを活用しましょう。
先生にはこちらからの連絡をしっかり読んで理解していただきたいものですが、それには「わかりやすく伝えること」「十分な情報量であること」「幼稚園や先生からのお知らせをしっかり読むこと」など、保護者側の努力も必要です。それらのことを踏まえ、れんらくノートをうまく利用してみてください。後になって読み返せば素晴らしい「成長の記録」になっているのも、れんらくノートの大きなメリットです。