幼稚園とのれんらくノートでやりとりしておきたいこととは?(前編)
「れんらくノート」とは、幼稚園の先生と保護者との間で、日々の連絡を行う手帳やファイルのことです。れんらくノートがあることによって、先生は幼児に対して的確な保育をしやすくなりますし、保護者は自分が保育することができない時間の我が子について知ることができます。これにより、保護者自身も子どもとコミュニケーションを取りやすくなり、より適切な対応ができるようになるでしょう。では、れんらくノートではどんなやりとりをすれば、幼稚園との連絡がより円滑になるのでしょうか。
「現在の体調」だけでなく、普段の体調パターンを伝えておく
子どもの体調は日々健康に過ごすためにもしっかり伝えておきたいことです。「熱はないけれどなんだか元気がない、でもお休みするほどでもないような……」というときには、以下のようなことも伝えておきましょう。
・平熱と、現在の体温(普段より低めである、高めである)
・朝食の量(普段より少なめである、多めである)
・排便があったかどうか。うんちの様子、腹痛があるかどうか
・普段からこのようなことがあるかどうか。どのようなパターンで体調が変化するか
たとえば、うまく朝食が食べられなかったときにも、それが我が子にとって珍しいことなのか、よくあることなのかによって、この後の対応は変わってきます。予測できる限りの「見込み」を情報として伝えることは、先生にとって非常にありがたいことです。
自宅での子どもの様子も伝える
れんらくノートには、ときおりご自宅での子どもの様子を書いておくと、先生にとっても「幼稚園と自宅での違い」がわかりやすくなり、子どもが無理をしていないか、自然な姿を見せてくれているかの判断がしやすくなります。
たとえば、子どもが幼稚園に対してどう思っているか、感じているか、それは先生も知りたいことです。「幼稚園に行きたがらないことがあるが、帰ってくるときには楽しそうにしている」「お休みの日も幼稚園のことを楽しそうに話す」など、子どもが幼稚園に対して持つ感情がわかることを書いてみましょう。もちろん、不安な点があれば先生に相談してみてください。
気をつけなければならないのは、幼稚園や先生を責めたり、原因を保護者のみで特定してしまったりしないこと。あくまでも「幼稚園と連携を取る」ということを頭に置いて記述します。複雑な状況の場合には、れんらくノートではなく、直接お話しすることをおすすめします。
『幼稚園とのれんらくノートでやりとりしておきたいこととは?(後編)』では、子どもからお友達の名前がでてきたときの連絡についてご説明します。