抱っこ、嫉妬、親から離れない……子どもの甘え、効果的な対処法とは?

抱っこ、嫉妬、親から離れない……子どもの甘え、効果的な対処法とは?「5歳になるのに自分で着替えない」「下の子が生まれてから甘えん坊になった」など、子どもの甘えさせ方について悩む保護者は多いと思います。具体的な事例をもとにした対処のしかたについて、発達心理学・幼児教育の専門家である東京学芸大学の岩立京子氏に教えてもらった。

 

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「息子は5歳ですが、よく抱っこをせがみます」という声を聞くことがあります。保護者との触れ合いは何歳になっても心地良いものです。そんな時は、お子さまの視点を変えてあげてはいかがでしょうか。たとえば、「早く歩いて帰れば、テレビで○○がやっているよ」「お母さん買ったアイスが溶けちゃうよ」といった具合です。我慢できたらたくさんほめてあげるとよいでしょう。
また、幼児であれば、「お母さん腰が痛いから、家に着いたらお座り抱っこしてあげるね」などと言うように、できない理由を説明しても良いと思います。保護者が感情語を話すと、お子さまの共感性が豊かになるというデータもあります。基本的には子どもの気持ちには添うけれども、保護者のかたがつらくならないように、接し方を工夫してあげればよいのではないでしょうか。

 

この他にも、弟に嫉妬したり、友だちの家に遊びに行ったのに母親にべったりして輪に入ろうとしない事例などがあります。日々、子育てをしていると忙しかったりして子どもの声に応えられないこともあるでしょう。以前のことで後悔することがあっても、子どもの喜ぶことを一緒にしてあげれば、親子関係は修復されていくと思います。

 

自分自身に余裕がないと、なかなか子どもの気持ちに耳を傾けられないこともあります。仕事や家事を抱えすぎないことも大事ですし、ストレスがたまってきたなと感じたら家族や友達に話すなどすると気分転換になるはずです。

 

出典:自立する子に育てる! 幼児の甘えさせ方【後編】こんな時はどうする? -ベネッセ教育情報サイト

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