「女の子らしく」「男の子らしく」を悪気なく言ってませんか?「自分らしく」を認める子育てのポイント

「男らしく」「女らしく」という言葉、どう思いますか? 「古い考え」「そんな言葉は使っていない」というかたも、ちょっと振り返ってみてください。実は、男らしさや女らしさに縛られた発言は、無意識に使っていることがあります。あなたはこんなこと、言ってはいませんか?

この記事のポイント

大人だってイヤ! 「男らしさ」「女らしさ」に縛られること

「男の子なんだから泣かないの」「女の子なんだからもうちょっとおとなしくしたら?」と、言ったことや思ったことはありませんか? 特に悪気はなく、無意識に言っていることもあるでしょう。保護者のかただけでなく、周りの大人に言われることもあるかもしれません。

では、自分に当てはめてみてください。「女のくせに生意気」「女なら料理くらいちゃんと作れるはず」「男なのに神経質」「男なんだからもっと堂々としていろ」という言葉、言われたことや聞いたことはないでしょうか? また、もし自分が言われたらどう思うでしょうか? きっと嫌ですよね。子どもだって、不満に思っていることがあるかもしれません。

注意する時もほめる時も「男」「女」は使わない

子どもに声をかける時に、「男」「女」という言葉を使うのはやめましょう。もちろん、トイレなど生物学的な意味で使わなければならないことはありますが、基本的には必要ありません。そうではなく、子ども自身の行動や中身を見てあげましょう。

たとえば、スカートを履いている女の子が足を開いて座っていたとします。この時も、「女の子なのにはしたない!」と言う必要はありません。「スカートを履いている時は足を閉じよう」というように、その行動を指摘してあげればよいのです。男の子が転んで泣いている時も同じ。「男の子だから泣かないの」「男の子は強い!」ではなく、「痛かったね」「もう涙止まったね」というように、事実だけを伝えましょう。

子どもをほめる時も一緒です。「男の子なのにお料理が好きなんてうらやましい」「女の子なのに電車に詳しいなんてすごいね」というのは、ちょっと違和感がありませんか? これだと、性別が逆だったらほめてもらえないことになります。家事・育児において、お父さんがやるとほめられるのに、お母さんがやると当たり前と言われることに似ていますね。

子どもたちが大きくなった時に、性別にとらわれない考え方を持てるようになってほしい。そのためには、小さな頃から「男」「女」という言葉を使った言葉がけをしないように意識することも大切です。ほめる時は、「ウチの子はお料理が好きなの」「車に詳しくてすごいんだよ」と、素直に表現してあげればOKです。

「自分らしさ」を認めれば才能も伸びる

「男らしい」「女らしい」という言葉を使うと、子どもの才能を奪ってしまう可能性もあります。ですから、性別というものに縛られないでください。男か女かは関係なく、お子さまの好きなものや得意なもの、やりたいことを受け止めてあげましょう。

もしかすると、それは一般的な性別の傾向に当てはまらないかもしれません。保護者のかたが思い描く理想とは違うかもしれません。でも、それがその子の持つ才能。お子さまが持っている「自分らしさ」を使って、どんなふうに成長していってくれるのか……それを楽しみにしてあげてください。

まとめ & 実践 TIPS

男女平等の世の中とはいえ、まだまだ身近に性別による差別や偏見はひそんでいます。社会全体を変えていくのは難しいですが、せめて自分自身はそうならないようにしていきたいですね。そして、子どもたちがそれぞれの「自分らしさ」を認められるよう、保護者のかたもちょっとだけ意識して言葉を選んであげてください。

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