高校の三者面談は何を話す?事前準備と保護者の関わり方

夏休みに入る直前・直後に、高校入学後初めての三者面談を実施する高校も。
一体どんなことを話すものなのか、何か準備が必要なのかと気になりますよね。
高校の三者面談は中学とは異なる点があり、事前に準備しておくことで有意義な時間にすることができます。
今回は三者面談をお子さま、先生とのコミュニケーションの機会として最大限活用するためのポイントを、「マザーズコーチングスクール」を提供している中原絵里子がコーチングの観点も踏まえながら一緒に考えていきたいと思います。

この記事のポイント

1. 高校の三者面談は準備が9割!? 事前にお子さまと話す機会を持っておく

三者面談は、高校の先生と話すことが目的ではなく、むしろ親子できちんと話すためのいい機会だと言っても過言ではないと私は思っています。

三者面談での主なテーマは、「高校生活」「部活」「学習」そして「進路」です。
これらのうち、お子さまがどのように考えているのか、保護者のかたが知っておく必要があると感じること、または知っておくと安心できることは何でしょうか?

たとえば人間関係はうまくいっているのか、普段教室ではどんな様子で過ごしているのか、授業についていけている様子なのか。
保護者のかたが気になることや、お子さまが困っていること、不安に思っていることがないかを「三者面談で先生と話すから」と言って、お子さまに聞いてみましょう。

言いたくないことを無理に聞き出す必要はありませんが、苦手科目ができそうになっている、勉強の仕方がわからずに困っているなど課題がわかれば、三者面談で先生にも知ってもらうことでアドバイスやフォローがもらえるかもしれません。

実際、わかっているつもりでも、聞いてみないとわからないことは多いもの。
おとなしいタイプだと思っていたのに、行事の準備を自ら中心になって引っ張っていたり、授業では積極的に質問をしていたりなど、話してみて意外な一面を知ることもあるはずです。
せっかくの機会なので、タイミングを見計らって「あなたの高校生活のこと、聞かせてほしいな」とさりげなく話題にしてみてくださいね。

2. 一番大切なテーマは「文理選択」

中学の三者面談との大きな違いは、高1の最初の段階から進路の話をする必要があるところです。
高1の秋には文理選択が始まる高校も多く、夏休みの間に考えておきたいもの。
文理を決める際に、よく「将来なりたい職業から考える」というアドバイスをされることもあるのですが、高1の最初からなりたい職業をイメージできているお子さまのほうが少数派です。
変化の大きな時代ですから、今なりたい職業が5年後にも変わらず存在しているかどうかはわかりません。

それよりも、大学で4年間かけて深く学んでみたいテーマや、学ぶことで自分がしたいと思う社会貢献などから考えてみるほうがイメージしやすいと思います。
どんなイメージを持っているのか、文理を決めるために足りないと思っている情報は何かなど、ぜひお子さまに聞いてみてください。
また何を学びたいかと併せて、どのように受験したいと考えているのかも確認するといいでしょう。

たとえば、国公立大に進学したいのか、学校推薦型選抜を利用したいと思っているのか、英語4技能検定試験はどのくらいの成績を取得できるといいと思っているのかなどがわかると、保護者のかたも先生もこれから先やるべきことを具体的にアドバイスしやすいでしょう。

こうして事前に親子で話し合っておくことで、お子さまが考えていることや知りたいと思っていることがわかり、三者面談で先生に聞きたいこと、伝えたいことが明確になります。

3. 先生に応援してもらうために、うまく巻き込む

三者面談当日は、お子さまの目標達成を先生にも応援してもらえるようになると理想的です。
高校でどんなことをがんばりたいと思っているのか、何を目標にしたいと思っているのか、お子さまの口から先生に伝えられるといいですね。
文理選択や勉強法などで迷っていること、不安なことなどがあればそれも共有するといいでしょう。

相談されることは、「承認(アクノリッジメント)」の一つです。
相談されることで、きっと先生も応援したくなるはず。

保護者のかたが知りたいこと、気になることもこの機会に相談してみましょう。

たとえば、お子さまが国公立大への進学を希望している場合、過去数年の国公立大合格者が何人くらい出ているのか聞いてみると、学年何位くらいが目安になるのかがわかります。
指定校制推薦を考えているのであれば、どんな大学の指定校になっているのか、評定平均はどれくらいを目標にするといいのか、課外活動としてどのような活動をしている人が多いのかなども併せて確認しておくと安心です。

また、人が未来を語ると、周りは自然と応援し、アドバイスを与えたくなるもの。
お子さまの目標を聞いて、次の模試に向けてやっておくといいことや、夏休みに調べてみるべきこと、学校がフォローしてくれることなどを先生からも教えてもらえるかもしれません。
保護者のかたも、入試制度などわからないことがあれば、この機会にどんどん質問して教えてもらいましょう。

まとめ & 実践 TIPS

三者面談は絶好のコミュニケーションチャンス。
わかったつもりにならず、お子さまの言葉からお子さまのことを知ろうとすることは大切です。
高校生活や進路をどう考えているのか興味を持って聞いてみてください。
三者面談を雑談や愚痴で終わらせることなく有意義な時間にするためにも、事前にお子さまと少しでもコミュニケーションを取っておきたいもの。
お子さまの目標を応援する一番の味方でありたいですね。

プロフィール

中原絵里子

中原絵里子

トラストコーチングスクール認定コーチ、マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー。自分を信頼し、周りからも信頼されるためのコミュニケーションの技術を学ぶ講座「トラストコーチングスクール」や、子どもの自己肯定感を育むコミュニケーションを学ぶ「マザーズコーチングスクール」を提供する傍ら、目標に向けて継続的にサポートするパーソナルコーチングも。ライター、編集者としても活動中。『迷ったら、自分を好きでいられるほうを選べばいい』馬場啓介(あさ出版)に編集協力として参画。https://erikonakahara.com/

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