【Q&A】なぜ数学が苦手になる? 大学受験数学「苦手克服」勉強法

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多くの高校生が「苦手」と答える数学。なぜ数学は苦手教科になりやすいのでしょうか? 数学の苦手克服や数学を苦手にしないための勉強法についてお答えします。

この記事のポイント

なぜ数学は苦手教科になりやすい?

数学を苦手とする高校生が多い理由は、中学数学に比べて一気に難しくなることと、数学が「積み上げ型」の教科であることです。

中学数学につまずきがあると高校数学も苦手になりやすいもの。中学数学までは大丈夫でも、たとえば高校1年の「図形と計量」をきちんと理解していないと高校2年以降の「三角関数」や「ベクトル」などでつまずきやすくなってしまいます。

もし「数学は苦手だ」と感じるなら、自分の苦手分野を確認することが何より重要です。

苦手分野を確認する方法は?

自分の苦手な部分を把握するには、これまで受けてきた定期テストや模擬試験が便利です。定期テストなら高校3年分でも15回程度。何十ページも教科書の問題を解くより効率的に「苦手」を見つけられるでしょう。

定期テストも模擬試験も手元にあまり残っていない場合は、薄い問題集などを使って基本レベルの問題を一通り解いてみてください。

誤答パターンの分析では、以下の4つのどれに当てはまるかを考えてみましょう。
・計算の仕方が分かっていない
・計算ミス(ケアレスミス)が多い
・定理や公式を知らない
・解法が分からない

数学の苦手を克服する勉強法は?

数学の苦手克服には、苦手分野の基本を復習することが大切。「分かっている部分から少しずつステップアップする」イメージで取り組みましょう。

【高校数学の特定の分野が苦手な場合】

教科書・参考書などで定義・定理・公式などを復習します。「その定理が成り立つのはなぜか?」を理解できたら、基本レベルの問題に取り組みましょう。基本問題に正解できたら、標準問題へ。仕上げに定期テストレベルの問題(学校のテスト問題やテスト対策問題集など)を解き、理解度を確認してください。

【数学全般が苦手な場合】

中学数学から復習を。中学3年分がまとまった参考書・問題集などを使い、計算の仕方・定理や公式・解法を理解して実際に問題を解いていきましょう。

どんな問題集を選べばいい?

数学の苦手克服に適した問題集選びは、
・解説が詳しい問題集
・自分の苦手分野の解説が分かりやすい問題集
・関数や図形分野でグラフや図を使った解説がされている
などがポイント。書店で実際に解説部分を見て選ぶのがおすすめです。

そして、必ず自分のレベルに合った問題集を使いましょう。
・数学全体が苦手 → 基礎レベルの問題集
・特定の分野だけ苦手 → 分野別の基本問題集・標準問題集
・応用問題が苦手 → 標準レベルの問題集
という3パターンを基本に選んでみてください。

数学を苦手にしないための勉強法は?

数学は積み上げ型の教科。「分からない」を残さないことが重要です。分からないまま放置すると、いつの間にか苦手になっているかもしれません。
・なぜそうなる?
・どのように考えて解く?
・どこで間違えた?
という3つの観点を押さえながら取り組みましょう。

また、フリーハンドでグラフや図を描く練習もしてください。グラフや図は問題を考える上で大きなヒントになることが多く、解答時間の節約にもつながりますよ。

出典:
数学が苦手な高校生はどんな勉強をするべき? 数学の苦手を克服する勉強法|ベネッセ教育情報サイト
https://benesse.jp/juken/202003/20200304-1.html

数学を苦手にしない!高校生が数学の実力を鍛えることができる勉強法とは?|ベネッセ教育情報サイト
https://benesse.jp/juken/202003/20200302-1.html

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