今年で終わりたい 予備校生に学年はあるのかとまどう浪人生親子

今年で終わりたい 予備校生に学年はあるのかとまどう浪人生親子マンガ家・おぐらなおみ氏の長女が高校を卒業し、大学受験のための予備校通いを始めてから、しばらく経過した。ようやく軌道に乗ってきたようだが、そこはおぐら家、一筋縄ではいかないことも多いようだ。ベネッセ教育情報サイトでは、おぐら氏に最近の様子を伺った。

 

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予備校生活も軌道に乗り、通常営業といえるまでになりました。
高校時代と同じように、朝7時には家を出て、えっちらおっちら通学しております。私も同様になんとか布団から抜け出し、朝食の準備をして弁当を作っている次第です。眠い。
大学生になったら弁当くらい自分で作って持っていきなさい! と言っておりましたが、まああれだ、予備校時代の1年くらいは猶予してやらんこともない。そのかわりガッツリ勉強するように、と厳命です。

 

弁当の件もそうですが、高校を卒業したらこうしてほしい(弁当作りなど)という親の希望、こうしたい(旅行やバイトなど)というムスメの希望も「今はその時期じゃない」という雰囲気です。卒業してもなんだかスッキリしない、そして入学おめでとうという言葉もかけにくい。まったくもって予備校生という立場の中途半端なことといったら……。

 

現役合格した友人と話をしたりすると、みんな新しい話題を提供してくれるそうなんですね。それぞれの大学の雰囲気や、多岐にわたる授業内容、新しい友人関係やバイトでの人間関係……。それに引き換えムスメは「毎日受験勉強」ですからね、話題のいろどりが地味もいいとこです。

 

話は変わりますが、先日美術館に行きました。来年の受験までの長丁場、週に1回くらいは気分転換のために外に出ようよ、と誘ってみたのです。チケット料金は大人と学生に分かれていて、学生は当然安い。確かムスメは学生証を持っていたはず。これを出して学生料金で入れるかどうか聞いてみよう。ところがこんな肝心な時に忘れたというムスメのために、口頭で説明するはめになってしまいまして。

 

予備校生なんですけどという問いに、「何年生ですか?」と聞かれるとは思わなくて、「あの……4月に入ったばかりで……いや、1年生ていうかどうかわからないのですか……。」と説明しようとすればするほどしどろもどろになってしまう私は、怪しさ満点だったと思います。

 

いやしかし、「予備校生は学生と言っていいのか?」問題についてはこれからちょっと調べてみようかなという私にムスメは、「早くしないと2年生になっちゃうからね。」との答え。

 

それを「進級といっていいのか問題」についてはあまり考えたくないので、来年はぜひとも「正々堂々と1年生」を名乗れるようにがんばってくださいね……。

 

出典:いったい何者なのか、なう。[大学受験] -ベネッセ教育情報サイト

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