【銀座の老舗理容室店長に聞く3】1日のスケジュールはどんな感じ?
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最近は大学を卒業したあとも「手に職をつけたい」ということで理容や美容の専門学校に通い、また会社員でも専門学校に通って職人の道に進むという人が増えているようです。理容師や美容師は技術ももちろん必要ですが、人と話すコミュニケーション能力を必要とされる専門職。そこで、東京の銀座で100年続く老舗理容室の店長、佐々木岳史さんに理容室・美容室の仕事についてお話を伺いました。

開店から閉店、メーカーとの打ち合わせなど大忙しな毎日
——1日のスケジュールについて教えていただけますか?
朝起きて、タオルを取り込み、乾燥させたりして、蒸しタオルを作ったり、掃除をしたり、看板出しもあります。あとはお客様のカルテや写真を用意したり。閉店時には床掃除、看板の片付け、タオルを多く使うので洗濯して干します。それとシャンプー台周りのお掃除ですね。あと、大事なのが売り上げの記録。私は日計表を書いて記録しています。誰が何時に来ていくら使ったかを計算しています。

それから、髪の手入れにいらっしゃるお客さま以外に、理容用品の業者さんとお会いすることもあります。たとえば、化粧品の販売員さんが来ます。販売員さんが「これは色素入りのシャンプーなんですよ。どうですか?」と勧めてくれるので、在庫状況やお客さまに合うものかを判断して、購入したり。新商品は入れたら入れたでお客さまにアピールしないといけませんからね。専門学校の学生の時は意識していなかったのですが、髪を切る以外にもやることが山ほどあるんです。それが大変でもありますが、よりよいサービスを提供するためでもありますので、なによりお客さまに喜んでいただけると思うと楽しいですね。
——お客さまに喜んでいただくということで、心がけていることはありますか?
お客さまとの会話を充実させることですね。そのために、休日は話題のスポットに足を運んだり、外食に行ったりして情報収集をしています。私のお店のある「銀座」は、常にまわりに新しいお店ができています。そういった日々の変化を常にチェックして仕事中の会話に生かしています。銀座を特集したグルメ情報誌なども読んでいますね。そういった意味では学生時代より勉強しています(笑)。学校を卒業して店長になっても、勉強の毎日です。
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