「好きな教科」や「好きな分野」から何を学ぶか決めよう!
将来なりたい職業がまだわからないという場合は、現段階の身近な興味や関心を探っていくことで、「学びたい学問」が見えてくることがあります。お子さまにとって考えやすい方法としては、まず「好きな教科」を切り口として考えてみるといいでしょう。高校で学ぶ教科は、大学で学ぶ学問の基礎となっているため、現在の「好き」という気持ちが未来につながる可能性は高いのです。
英語が好きな場合
現代においては、国際的な視野や能力を持つ人材が重要視されています。英語が好きなお子さまであれば、外国文化を研究、紹介する分野で力を発揮できるでしょう。
【関連する学問】
外国文学、外国語学、国際関係学、歴史学、文化学、芸術理論など。
数学が好きな場合
論理的思考や分析力を要求される数学が好きなお子さまは、世の中のさまざまな問題を分析するような学問分野で活躍できるでしょう。
【関連する学問】
経済学、数学、経営学、商学、物理学、情報科学、農業経済学など。
国語が好きな場合
言葉の意味などから、相手の状態や社会、文化などを読み取ることが好きなお子さまは、文学や語学だけでなく、広く人間に関わる学問分野でも力を発揮できるかもしれません。
【関連する学問】
日本文学、文化学、社会学、心理学、児童学など。
地理、歴史、公民が好きな場合
社会を取り巻く環境に興味があり、観察することが好きなお子さまは、さまざまな分野に広く適応できるでしょう。
【関連する学問】
歴史学、哲学、倫理学、宗教学、文化学、法学、経済学、国際関係学など。
理科が好きな場合
理科が得意なお子さまは、実験や分析が好きで、研究熱心でしょう。自然の中の未解明な部分の探究に、力を発揮できるはずです。
【関連する学問】
物理学、化学、生物学、地球科学、エネルギー工学、農芸化学、獣医学、薬学など。
その他の教科が好きな場合
美術や音楽、体育、家庭科などの科目が好きなお子さまは、幅広い学問分野でアクティブに創造力を発揮できるでしょう。
【関連する学問】
生活科学、健康科学、食物学、住居学、芸術学など。
「好きなこと」というのは、進路を決めるうえで重要な要素です。ぜひ、お子さまと話し合ってみましょう。