研究室でヨガにマッサージ!? 体験を重視する心理学ゼミ

研究室でヨガにマッサージ!? 体験を重視する心理学ゼミ大学や学部をどのように選び、何を学べば将来につながるのか。そのヒントを求めてさまざまな大学の研究室を訪ねるシリーズ。今回は、健康心理学・身体心理学が専門の桜美林大学リベラルアーツ学群・山口創氏の研究室を訪ね、そのゼミでの学びについて伺った。

 

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私のゼミでは、「体」がいかに大事なのか理論で学ぶだけでなく、ヨガや太極拳などで体を動かす、プロのマッサージ師を呼んで施術してもらうなどして、体験後にどんな感覚になるのか体験してもらいます。学生自身に体で感じてもらうことで、体とはどんなものなのか、心とどうつながっているのか感じ取ってもらうことを重視しています。
私自身も学生時代にアロママッサージを受けた経験から、人に触れられると心がリラックスし、癒やされたと実感した経験があったからです。また、アメリカに旅した時に、触れることによって親密な人間関係が築けることのすばらしさを味わいました。学生にも、実際に触れることの重要性を感じてもらい、後期以降の学びに生かしてほしいと思っています。

 

また、ゼミでは、主体的な活動を重視しているため、3年次後期にはゼミ論に取り組んでもらいます。ゼミ論とは、少人数のグループで興味のあるテーマについて調査や実験を行い、その結果を研究発表するものです。たとえば、近年の学生は、「家族関係と現在の性格の関係について」や「SNSの利用頻度と心の健康について」などのテーマに取り組んでいます。

 

自分たちが考えた仮説を立証するには、どのような実験や調査を計画すればよいのか、具体的に考えることが重要です。実験、調査などの研究方法の基本を身に付け、自分で疑問を持った事柄に対し、実証的な研究を行うことは、卒業研究はもちろん、社会に出た際にも必ず役に立つはずです。また、自分の考えを仲間に伝える、仲間の意見を受け入れ共に結論を導いていくという経験をし、社会に出た時に必要なコミュニケーション能力を磨いてほしいと考えています。ゼミ生の中には、心理系の大学院に進んで臨床心理士をめざす学生もいますが、多くはさまざまな業種に就職し、活躍しています。

 

出典:桜美林大学リベラルアーツ学群 心理学専攻プログラム 体験を重視し、主体的な学びの力を育む -ベネッセ教育情報サイト

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