高校入試直前、出願後から試験当日までの注意点を専門家が解説
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志望する高校への出願が終わり、受験生も保護者も緊張感が増してくる時期。無事に試験当日を迎えるためには、どのように過ごせばよいのだろうか。注意したいポイントを、安田教育研究所の安田理氏に聞いた。
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1)普段どおりに生活する
出願以降は、なるべく普通に過ごすことを心掛けてください。気分転換のために映画を見に行くなどする人がいますが、特別なことをすると余計にプレッシャーがかかります。インフルエンザや風邪が流行する時期でもあります。本人だけでなく家族も必要のない外出を避け、手洗い、うがいなどを徹底しましょう。
2)別の交通手段を確認する
試験当日、予定していた交通手段が止まるような事態にそなえ、別ルートでの行き方を調べておいてください。できれば、そのルートで1回本人が受験校まで行ってみるといいでしょう。ICカードのチャージも忘れずに。当日、残高が足りずに切符を買うなどすると、予定外の時間を取られて焦りにつながります。
3)本命校でなくてもきちんと準備する
多くの都道府県で、私立が第一志望の単願(専願)の場合以外は、まずは私立を「安全校」として受け、その後に公立を受ける受験生が多いかと思います。「安全校」は、「過去問」を一度もやらないなど、準備がおろそかになりがちですが、模試では安全圏でも油断は禁物です。私立にも、「必ず合格する」「万が一の場合は通う」といった強い意思を持って取り組む必要があります。
4)一度は「過去問」を解く
仮に「安全校」で望む結果が出なかった場合、ショックは大きなものになります。入試がこれからなら、1年分でもいいので「過去問」をやってください。時間がなければ、問題を見るだけでもしておきましょう。各教科の問題量はどのくらいなのか、記述が多いのか選択式問題が多いのか……そうしたことを知っているだけでもかなり違います。
出典:出願以降の過ごし方[高校受験] -ベネッセ教育情報サイト
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