国語の記述問題 上手に文章をまとめるカギは「目次」
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国語の記述問題が苦手な小4男子。指導方法に悩む保護者に、平山入試研究所の小泉浩明氏がアドバイスする。
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【保護者からの質問】
国語の記述問題が苦手です。頭の中では書きたいことがまとまっているのに、いざ文章にしようとするとうまくいかないようです。それが原因で何度も書き直しをしています。どのようにしたら上手に文章にすることができるでしょうか?(小5男子の母親)
【小泉氏からのアドバイス】
問題は、書くことは確かに決まっているのでしょうが、きっちりとは決まっていないということなのです。“きっちり決まっている”とは、「何を」「どこに」「どの程度」書くかという構成が書く前に決まっているということです。もちろん、書くことをだいたい決めるだけで書きながらうまくつなげていき、制限字数内に収められるお子さまもいると思います。しかし、そうしたお子さまは書くことにかなり慣れている人でしょう。すべての人がそのように書けるわけではありませんから、少なくとも書き慣れないうちは文章の構成をしっかり決めてから書き始めるべきなのです。
たとえば、初めて1冊の本を書こうとする著者に対して、編集者はまず目次を書くことをすすめることが多いようです。目次を書くことで何をどのくらい、どこに書くということが決まります。つまり、本の構成が決まるのです。それが決まれば、あとはその内容を埋めていけばよいだけになります。ある箇所で語りすぎてあとで話すことがなくなったり、話が重複したりすることなく、あるいは内容的に矛盾することなく最後まですんなりと話を進めることができるのです。
出典:国語の記述問題で頭では書きたいことが決まっているのに文章にできず、よく書き直しをしています[中学受験] -ベネッセ教育情報サイト
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