離乳食開始前に知っておきたい、アレルギーの基礎知識

食物アレルギーは、食べ物に含まれているタンパク質などが体にとって「異物」と判断され、体が過剰に反応することで起こります。赤ちゃんの消化機能はとても未熟なので、様子をよく見て慎重に離乳食を進めていきましょう。

初めての食材を与えるときの注意点

離乳食が始まって間もないうちは、何を食べるとアレルギー症状が出てしまうかわかりません。もし症状が出てしまったとしても、原因が分かるように、新しい食材は1日1品ずつ増やしていきましょう。赤ちゃんの体調や機嫌のいいときを見計らって、十分に加熱し消化しやすい状態にして、ひとさじずつ与えましょう。また、症状が表れても、すぐに病院に行けるよう、平日昼間の時間帯がおすすめです。

アレルギーを引き起こす可能性のある食材とは?

乳幼児の食物アレルギーの原因となる主な食物は、「卵」「牛乳・乳製品」「小麦」で、これらは3大アレルゲンと呼ばれています。このほかにも、大豆やそばやピーナッツなどの木の実、山芋やはちみつ、鮭やマグロなどの魚介類、エビやカニなどの甲殻類も注意が必要です。意外に思われるかもしれませんが、バナナやキウイ、桃などの果物も原因になることがあります。おうちのかたはお子さんの様子をしっかり確認しながら、食べられる食材を少しずつ増やしていきましょう。

どんな症状が出る?

アレルギーとひと言で言っても、症状はさまざま。湿疹やじんましん、まぶたや口唇の腫れや違和感などの皮膚の異常、嘔吐(おうと)や下痢、ぜんそくなどが挙げられます。最も恐ろしいのが、アナフィラキシーになってしまったとき。意識を失うなど、ショック状態に陥り、命に関わることもあるので、すぐに救急車を呼びましょう。

離乳食の開始は遅らせた方がいいって本当?

以前は、離乳食を遅らせた方がアレルギーになりにくいという考え方が一般的でした。しかし、近年の研究で、そうではないことがわかってきたそう。成長に必要な栄養を補うためにも、おうちのかたの判断で離乳食の開始時期を遅らせるのは、控えましょう。お子さんに「食物アレルギーかも?」と思うような症状があるときは、必ず病院に行き、医師に診断してもらうことが大切です。離乳食は、お子さんの様子をよく観察しながら少しずつ進めましょう。

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