国語も算数も問題を解くのが遅い!対策するなら志望校頻出の不得意分野から

国語も算数も問題を解くのが遅い!対策するなら志望校頻出の不得意分野から 「問題を解くのが遅い」と悩む小5女子の保護者。平山入試研究所の小泉浩明氏がスピードアップのコツなどをアドバイスする。

 

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【保護者からの質問】
国語は好きで読解も得意なわりには、問題を解くのが遅いです。また、慎重派のせいか、算数の計算も遅くて困っています。(小5女子の母親)

 

【小泉氏からのアドバイス】
問題を解くのが遅いのは、神経質で弱気なタイプという性格からきているかもしれません。こうした性格の人は完全主義的な傾向が強く、すべてをきっちりやりたい意欲もあるし、勤勉なこともあって時間が十分ある場合は成果をあげます。しかし、時間が足りない場合は一つのことにこだわって、適切な時間配分ができなくなる可能性があります。さらに極端な場合、できないところにフタをして無視してしまうこともあるのです。こうしたお子さまがスピードアップするためには、どうしたらよいでしょうか。速く、しかも正確に行うという、相反することがらを同時に満足するにはやはり集中力が必要になるでしょう。また、どうしたらスピードをあげられるかを常に考え、さまざまな試行錯誤を繰り返す姿勢も大切だと思います。

 

いちばん心がけたいことは「やるべきこと」をリストアップし、さらに「『何をやらないか』を決める」ことです。これがなかなか難しいのですが、「これは捨てる」「あれはやらない」と思いきらなければ、最終的にはパニックになってしまいます。

 

それでは、何をやるべきでしょうか? それは、自分が不得意にしている科目、単元、分野です。しかも、時間の割に得点や偏差値が上がりそうなところがよいでしょう。さらに、その中でも志望校に頻出なものがベストです。そうした「おいしいところ」から先にやり始めるというのが、効率のよい勉強方法なのですが、神経質なタイプがあまり好まないかもしれません。しかし、おいしいところから食べていかないと時間的な余裕はないのです。

 

出典:国語のテストや、算数の計算が遅いので困っています[中学受験] -ベネッセ教育情報サイト

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