2012年の日本の政治の動きを振り返る

親子でやってみよう

「一票の格差」を比べてみよう


「クイズde基礎知識」でも見たように、選挙では今、「一票の格差」が大きな問題となっています。ニュースなどでは、最も格差の大きい選挙区同士だけが取り上げられることが多く、身近に感じることは難しいでしょう。しかし、実際には皆さんのお住まいの地域の選挙区でも、他の選挙区との格差は確かに存在しています。

そうした格差に気付くために、たとえば親戚など、全国各地の身近な人の住んでいる地域と、お住まいの地域とで、どれくらいの格差があるのか調べてみてはいかがでしょうか。一票の格差について実感するだけでなく、選挙に興味を持つきっかけになります。また、身近な例に当てはめて計算する問題は、中学入試でも問われやすい形式の一つですから、それに向けたトレーニングにもなると期待できます。



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ビジュアルで政治がわかる本/重大ニュースの解説本/選挙データを入手できるサイト


Webサイト
『大図解 国会議事堂 日本の政治のしくみ』『報道写真でわかる 朝日新聞 必読ニュース 2012年版』『なるほど!選挙』
『大図解 国会議事堂 日本の政治のしくみ』
(国土社編集部編/国土社/3150円=税込み)
『報道写真でわかる 朝日新聞 必読ニュース 2012年版』
(朝日新聞社/1,680円=税込み)
『なるほど!選挙』

http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/naruhodo/index.html
日本の政治のしくみについてイラストでわかりやすく解説した本。国会議事堂の見取り図が観音開きで大きく掲載されていて、実際に訪問したような気持ちになって、議事堂内部の様子を知ることができ、政治を身近に感じられます。2011年10月から2012年9月までの重大ニュースを解説した本。オールカラーで、朝日新聞の報道写真を豊富に使っているので、頭に入りやすいです。大切なポイントが頭に入ったかをチェックできる「必読ニュース検定」も付いています。選挙について解説した総務省のWebサイト。子ども向けではありませんが、選挙の種類や制度などを、わかりやすく伝えてくれます。「選挙関連資料」から選挙結果のデータも入手でき、一票の格差を調べる際の資料としてもおすすめです。

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