入試対策にも役立つ時事問題クイズ 「消費税率は何パーセント?」
4月からの「消費税増税」は、今年押さえておくべき時事的なニュースの一つだろう。そこで、入試の時事問題対策のきっかけとしても役立つクイズをピックアップ。親子でクイズに挑戦しながら、消費税の基礎を学ぼう。
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Q.2014年4月1日からの日本の消費税率は何%?
A.5%
B.8%
C.10%
正解は「B.8%」です。
2014年4月1日より、それまでの5%から8%に消費税率が変わりました。今回の消費税率の引き上げは、増税で得られた費用をすべて社会保障費にあてる目的です。
そもそも、消費税が導入される以前の日本では、物品税というものが適用されていました。高価でぜいたくなものに対して設定されていたものです。しかし、商品によって税率が変わることや、商品の多様化、あるいは商品によっては低価格化・大衆化が進み、税率が適正でなくなる問題などが起こりました。そこで、物品税を廃止し、1989年4月にほぼすべての商品に同じ税率3%が課せられる消費税法が導入されたのです。1997年4月には、社会保障の財源を確保するなどのために、税率が5%に引き上げられ、さらに今回8%に増税となりました。
Q.そんな中、食料品などにかける税率を低くする制度で導入が検討されているものとは、何でしょうか。
A.軽減税率制度
B.社会保障・税番号制度
C.奨学金制度
正解は、「A.軽減税率制度」です。
消費税増税に伴い、所得が少ない人の負担を少なくするためにも、食料品などの税率を標準の税率より低くする軽減税率制度の導入が検討されています。ただし、対象品目の線引きが難しい、税率が違うと事務負担が増えるなどの課題を抱えています。