夏休みには「オープンスクール」で志望校を研究 実際に足を運ぶ意義とメリット[高校受験]
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■「合格しそうな学校探し」の前に……
少し先の話ですが、高校受験で受験校を決める際に、次のような手順を踏むことをご存じでしょうか?
12月になると中学校と私立高校の間で入試相談というものが行われ、個々の生徒について「合格の可能性」が話し合われます(一部には、そうしたスタイルを採らない都道府県もあります)。
その相談に出向くために、中学校では事前に本人・保護者・担任の三者面談が行われ、志望校について話し合います。その段階までくると、どうしても「合格しそうな学校探し」になってしまいます。つまり、学校の特色が自分に合っているかどうかよりも、合格できそうかどうかのほうに比重が置かれてしまうのです。これでは、3年間充実した学校生活が送れる学校探しにはなりません。
実際、友達が推薦で決まったりすると、焦って学校の中身を十分に調べもせずに、不安から早く決めたがる受験生が、毎年大勢います。
受験する学校の検討は、時間に余裕がある早い時期にすることが大切なのです。
■3年間の高校生活そのものに意味がある
マスコミなどで頻繁に大学合格者ランキングが扱われることで、いつの間にか「大学に合格させる力=私立高校の教育力」ととらえる保護者が多くなっています。実際に、前年春の大学合格実績が、翌年の志願者数にすぐ跳ね返る傾向が、このところ年々顕著になってきています。志願者数に響くとなれば、学校側(公立高校も私立高校も)も、難関大学に合格させることに力を入れざるを得ません。
実際に、学校説明会では「国公立・早慶上智に60%合格させます」「国公立・最難関私立大学に現役合格をめざします」といった勇ましいマニフェストを発表する学校が多くなってきました。
難関大学に行くこと自体は意味のあることですし、それは私も否定しません。しかし、高校は大学への「通過点」としてではなく、在学する3年間そのものに大きな意味があるということを押さえていただきたいと思います。
それに、お子さまの学校生活が充実したもの、いきいきとしたものになるかどうかは、難関大学合格者数や偏差値という数字からはわかりません。それは本人、保護者がその学校の中身を知ることでしか判断できません。
数字以上に学校の中身に関心を持ってほしいというのは、お子さまにいきいきとした学校生活を過ごしてほしいからです。数字からはわからない中身を知るためにも、実際に学校に足を運んでいただきたいのです。
少し先の話ですが、高校受験で受験校を決める際に、次のような手順を踏むことをご存じでしょうか?
12月になると中学校と私立高校の間で入試相談というものが行われ、個々の生徒について「合格の可能性」が話し合われます(一部には、そうしたスタイルを採らない都道府県もあります)。
その相談に出向くために、中学校では事前に本人・保護者・担任の三者面談が行われ、志望校について話し合います。その段階までくると、どうしても「合格しそうな学校探し」になってしまいます。つまり、学校の特色が自分に合っているかどうかよりも、合格できそうかどうかのほうに比重が置かれてしまうのです。これでは、3年間充実した学校生活が送れる学校探しにはなりません。
実際、友達が推薦で決まったりすると、焦って学校の中身を十分に調べもせずに、不安から早く決めたがる受験生が、毎年大勢います。
受験する学校の検討は、時間に余裕がある早い時期にすることが大切なのです。
■3年間の高校生活そのものに意味がある
マスコミなどで頻繁に大学合格者ランキングが扱われることで、いつの間にか「大学に合格させる力=私立高校の教育力」ととらえる保護者が多くなっています。実際に、前年春の大学合格実績が、翌年の志願者数にすぐ跳ね返る傾向が、このところ年々顕著になってきています。志願者数に響くとなれば、学校側(公立高校も私立高校も)も、難関大学に合格させることに力を入れざるを得ません。
実際に、学校説明会では「国公立・早慶上智に60%合格させます」「国公立・最難関私立大学に現役合格をめざします」といった勇ましいマニフェストを発表する学校が多くなってきました。
難関大学に行くこと自体は意味のあることですし、それは私も否定しません。しかし、高校は大学への「通過点」としてではなく、在学する3年間そのものに大きな意味があるということを押さえていただきたいと思います。
それに、お子さまの学校生活が充実したもの、いきいきとしたものになるかどうかは、難関大学合格者数や偏差値という数字からはわかりません。それは本人、保護者がその学校の中身を知ることでしか判断できません。
数字以上に学校の中身に関心を持ってほしいというのは、お子さまにいきいきとした学校生活を過ごしてほしいからです。数字からはわからない中身を知るためにも、実際に学校に足を運んでいただきたいのです。
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