なんだか気恥ずかしいけど新鮮 高校生保護者の授業参観体験記
学校によっては高校でも行われる授業参観。保護者も子どももドキドキな行事だろう。高校生の子どもの授業参観に参加したマンガ家のおぐらなおみ氏が、貴重な体験となったその日のことを話してくれた。
***
先日、ムスメの高校で授業参観があるというので行って参りました。
高校での授業参観……果たして一般的なものなのでしょうか?
自分の高校時代に親が来たという記憶がないので(古すぎる記憶だからか?)、
もしも参観に出席するのが私だけだったらムスメも気恥ずかしいのでは
ないだろうか?
もしもそんなことになったら気配を消して時速150キロくらいの速さで
立ち去ろうと思っておりましたが、行ってみたら大盛況。
そのあとの懇談会も、私が考えていたよりは出席率が高かったようです。
高校の授業は進度が速い、とムスメに聞いていた通り
どんどん教科書のページがめくられていき、
授業の最初と最後には毎回小テストがあるようで、
これもまた当たり前のように黙々と進められていました。
予習と復習をかなりしっかりしなければ授業で何を
やっているのかわからなくなる、と時には泣きながら
自宅の机に向かっているのは知っていたのですが
果たして今日はその成果が出ているのかどうか。
そう思いながら眺める教室でのムスメの後ろ姿。
「学んでいる」という雰囲気は伝わってきましたが
「異常に輝いて」いたかどうか、それは……ちょっと不明……。