総合情報学ってどんな学問?

世の中にはたくさんの学問があります。どんな内容で、何を学んでいくのか知っておくことは、自分の興味や関心の方向性を探れることはもちろん、進路を決めるために、大いに役立つでしょう。今回は「総合情報学」を取りあげます。


総合情報学とは?

 総合情報学とは、情報をもとにして、社会科学や自然科学を含めたあらゆる範囲の問題を分析していく学問です。情報の集め方、情報の信ぴょう性のとらえ方、コンピュータを利用した情報の解析など、情報を最大限有効利用することで、問題解決の糸口を探っていきます。

 

 

総合情報学ではどんなことを勉強する?

 情報によっては、いくつもの情報を組み合わせる、時期が異なるものを比較する、情報が生まれた背景も考慮に入れる、膨大な計算を繰り返すなど、特殊な取扱いが必要です。必要に応じた適切な対策が立てられるよう、さまざまな情報やメディア、コンピュータの理論的知識と実践的な能力を身につけていきます。

 

そのようにして情報処理、情報管理能力を習得し、さらにテーマに応じたデータ(情報)の収集・解析を学んでいきます。大気、地殻、生物など自然の現象や、資本、金融など経済の現象、人口、食料、企業、地域のシステムなど社会の現象など、扱うデータの種類は大変幅広いものとなります。

 

 

総合情報学の講義はどのように設定されているか

 1・2年次のうちから情報処理の知識や、技術の習得に関するさまざまな演習を行うことになります。あらゆる領域のデータを取扱うため、確率論や統計学などデータに関連する講義以外にも、社会学や経済学などの講義を基礎科目として履修する必要があります。

 

3・4年次では、数理情報学、情報社会論などより専門性の高い科目が設置されています。その中から自分が定めたテーマに沿った科目を選択します。1・2年次に履修した情報処理の知識を生かし、フィールドワークやデータ処理などを繰り返していきます。

 

 

総合情報学を学んだ人々の卒業後の進路

 ソフトウエアの開発やデータベースの作成など、IT関連企業に就職する人が多くを占めています。金融・通信などの企業に就職した場合でも、社内で情報処理関連の業務に携わることが多いようです。しかし、現代においてはすべての局面において情報の取扱いが重要視されるため、事務系の一般職から工学系の専門職まで職種はさまざま。今後さらに新たな活躍の場が登場する可能性もあるでしょう。工学系学部卒の場合、大学院への進学も多くなっています。

 

 

参考:

総合情報学│ 学問・大学情報 | Benesse マナビジョン

http://manabi.benesse.ne.jp/shokugaku/learning/system/035/index.html

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