多様化する高校入試システム 子どもに合ったシステム選びが合格への近道!?

いよいよ高校入試シーズンに突入。しかし入試システムの多様化で、どれが我が子に合っているのか迷ってしまう保護者も多いだろう。安田教育研究所の安田理氏が、受験パターンの選び方のヒントを解説する。

 

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2学期の成績や、これまでの模擬試験の結果を参考にすると、大ざっぱな分類ですが、次のような受験パターンが考えられます。お子さまはどれに当てはまるでしょうか?

 

・調査書の成績がまあよくて、第一志望の私立高校の推薦基準に達しているなら、推薦での受験を考えてみてください。公立高校の場合は、同程度の調査書点で合格している先輩がいる場合です。面接、作文など、志望校の検査内容に応じた対策を立てましょう。

 

・定期テストの成績はいいが、模擬試験の成績はいま一つ。合否判定でも志望校の合格可能性は一度も50%に到達したことがない。この場合は、推薦での受験がふさわしいでしょう。

 

・調査書の成績は志望校の基準に届かないが、模擬試験の結果は比較的よく、本番に強いほうである。この場合は、推薦にはわき目もふらず「一般入試」に向けた勉強に集中したほうがいいでしょう。

 

・あまり勉強は好きではないが、スポーツ・芸術面で何か一つ得意なものがあり、それを伸ばしたいと考えている。そのような場合は、スポーツ推薦・文化推薦というものがあります(私立高校だけでなく、公立高校でもそうした入試制度を設けている都道府県が多数あります)。学校によって、種目・分野に指定があるので、本人の得意種目・分野に合致した学校を探すようにしましょう。

 

お子さまによって状況は様々かと思いますが、不安なあまり早く決めたいと焦って、それほど志望していない高校の推薦入試に走らないようにすることが肝心です。

 

出典:我が子にあった入試システムを見極める[高校受験] -ベネッセ教育情報サイト

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