東大生436人に聞いた!小学校時代に算数の力をどうやって伸ばしたか?

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東大生は、小学校時代にどのように算数の勉強をしていたのでしょうか。今回、現役東大生436人にアンケートを実施。小学校時代から算数を得意としていた人が多く、基本を大切にした学習スタイルを取っていたことが見えてきました。

この記事のポイント

小学校で算数が得意だったと答えた現役東大生は理系で約8割、文系で約5割

現役東大生436人に「小学校で得意な教科は何でしたか」と聞いたところ、文系で53.0%、理系で77.7%が「算数」と回答しました。さらには、最も得意だった教科として「算数」をあげた東大生も、文系で25.8%、理系で57.6%。文系であっても、4人に1人は算数が最も得意だったという興味深い結果が出ています。

※調査委託先:東京大学新聞社
※ 2021年9月7日~20日に現役東大生を対象として実施したアンケート結果より(有効回答数文系198人、理系238人、文理融合の学部・研究科は理系とした)。理系は77.7%、文系は53.0%。

小学校時代に算数を楽しいと感じたときは何ですか?

「小学校の算数で楽しいと感じたときは何ですか?」との問いには、「答えの糸口がみつかったとき」と答えた現役東大生が最多。答えを知ることや、解けたことよりも、試行錯誤して、答えの手がかりにたどり着くプロセスに楽しみを感じていた様子がうかがえました。

※調査委託先:東京大学新聞社
※2021年9月7日~20日に現役東大生を対象として実施したアンケート結果より(有効回答数436人)。

東大生が考える、算数を得意にするコツとは?

小学校時代に算数が得意だったと回答する人が多く、試行錯誤のプロセスそのものを楽しんでいた東大生。そんな東大生たちが考える「算数が得意になるコツ」を聞いてみたところ、算数の力を伸ばすためのヒントが3つ見えてきました。

1:計算力を磨く

計算ができなければ何も始まらないので、頭を使わずに計算ができる訓練をする。毎日百ます計算を行うなど(新領域創生学科/Pho)

単純な計算問題メインなので計算ミスを減らし解けたという感覚や喜びを知る(農学部/農学生命科学研究科/いぬこ)

2:簡単な問題から順に積み上げていく

簡単な問題から始めること。自分のレベルにあった問題を解くこと。(医学部/医学系研究科/NK)

それまでに学んだ知識を組み合わせて難しい応用問題を解く楽しさを知ること。(文科Ⅲ類/とり)

3:楽しみながらも、ここぞというときは考え抜く

楽しく取り組みつつ、粘り強さも身に付けていく。(情報学環・学際情報学府/ほんわか)

楽しむこと、毎日やること、たまにはわかるまで考えること。(文科Ⅰ類/くすりのなかやま)

ゲーム感覚で取り組むことは同じ。それに加えて、基礎的な部分でわからないときに、自分で納得するまで考えること。(教養学部/総合文化研究科/アルミホイール)

※ 調査委託先:東京大学新聞社
※ 2021年9月7日〜20日に現役東大生を対象として実施したアンケート結果より(有効回答数436人)

東大生だからといって、応用問題にばかり取り組んでいたわけではなく、基礎基本を大切にしている姿勢が見えてきました。「計算力」をおろそかにせず、「簡単な問題から順」に積み上げていくからこそ、揺るぎない算数の力が養成され、「ここぞというときは考え抜く」ことができるようになっていったといえるのかもしれません。

現役東大生の2.1人に1人が進研ゼミ小学講座の受講経験あり(有効回答数436人)

小学校時代から算数を得意にしていた人が多い現役東大生は、一体どのような学習に取り組んでいたのでしょうか。校外学習経験について聞いてみました。

現役東大生が小学校時代に取り組んだ校外学習は?

1位:進研ゼミ小学講座(チャレンジ1〜6年生) 47.7%
2位:公文の学習教室 24.1%
3位:Z会の通信教育 20.6%
4位:日能研 17.2%
5位:SAPIX 13.3%

※調査委託先:東京大学新聞社
※2021年9月7日~20日に現役東大生を対象として実施したアンケート(有効回答数436人)にて、小学校時代に一度でも受講した経験がある校外学習として「進研ゼミ小学講座」を選択いただいたかたの割合(47.7%)。

現役東大生が小学校時代に取り組んだ校外学習の1位は進研ゼミ小学講座。2.1人に1人が受講していたことが判明しました。

進研ゼミで力が伸びた教科として最も多かった回答は「算数」

※調査委託先:東京大学新聞社
※ 2021年9月7日~20日に現役東大生を対象として実施したアンケート結果(有効回答数436人)にて、小学校時代に一度でも受講した経験がある校外学習として「進研ゼミ小学講座」を選択いただいたかた(対象者208人)のうち、「進研ゼミ小学講座で力が伸びたと思う教科は何ですか?」という質問に対し、選択肢にある各教科にYESと回答した人の割合。

進研ゼミ小学講座の受講経験のある現役東大生に、進研ゼミ小学講座で力が伸びたと思う教科を尋ねたところ「算数」と回答した人が33.7%と最多に。他の教科と比べても、15ポイント以上の差をつけていることがわかりました。進研ゼミによる家庭学習と学習習慣形成は、特に算数で効果を発揮するものであるようです。

また、進研ゼミ小学講座の算数で身についたことを聞いてみたところ、ベスト3は次のような結果に。

1位:計算ミスや単位ミスをしない基礎力 34.1%
2位:単純な計算問題をゲーム感覚で取り組めること 32.7%
3位:楽しく取り組めて、算数が好きになる 22.1%

※調査委託先:東京大学新聞社
※2021年9月7日~20日に現役東大生を対象として実施したアンケート(有効回答数436人)にて、小学校時代に一度でも受講した経験がある校外学習として「進研ゼミ小学講座」を選択いただいたかたの中での回答。

進研ゼミで、盤石な基礎力が確立したとの効果を感じている東大生が多いことがわかりました。

なお、現役東大生のうち小学校で算数が得意だった人はそうでない人と比べて約2倍「単純な計算問題をゲーム感覚で取り組めること」を大切と感じていることも判明しています。算数が得意な東大生ほど、基礎力や基本姿勢を大切にしており、それが進研ゼミで確立できるといえるのかもしれません。

※調査委託先:東京大学新聞社
※ 2021年9月7日~20日に現役東大生を対象として実施したアンケート結果より(有効回答数436人)。「小学校で得意な・最も得意な教科は何でしたか」の質問に「算数」と答えたかた292人と、そうでないかた144人に対して、「小学校の「算数」で大切だと思うことは何ですか?」と質問し、「単純な計算問題をゲーム感覚で取り組めること」という選択肢に対する回答を比較。

まとめ & 実践 TIPS

小学校時代から算数を得意としていた人が多い現役東大生。その学習法を調べてみると、家庭学習において基礎基本をおろそかにしない姿勢が見えてきました。今回のアンケートで明らかになった東大生の小学校時代の算数の取り組みを参考に、お子さまの算数学習について親子で話し合ってみてはいかがでしょうか。

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