「約束は守ります。」と確かに聞いた、うぃる。[大学受験]

今時のお子さまらしく、ケータイを欲しがっていたムスメ。
ついにケータイデビューと相成りました。

通っている高校では特にケータイを禁止するわけではなく
「秩序を守って使用すること」という指針のようで
たいていの生徒は学校にも携帯しているというのがムスメの談。
たとえば教室に張り出された諸連絡を写メでバシッと撮影して
それを家で確認、なんてこともしているらしいです。
メモくらいちょこっと書けばいいのに……という親目線の
つぶやきは「やっぱ便利じゃん?」という現代っ子の言葉に
かき消されるのでございましょうね。

さてさて、ムスメにケータイを与えるときに、いくつか約束をしましたが
やはり一番守ってもらいたいのは「依存しないように。」でしょうか。
いつでもどこでも取り出して、常にいじっているようでは時間のムダ。
メールの返事を何分かしなかっただけで不安になるような友達関係は
本当に正しいことなのでしょうか?と思うわけです。

ちらちらとケータイを横目で見ながらの勉強なんて集中できるわけないでしょう。
(私もときどきそうやって仕事をしてしまうことがありますが、そのときの
注意力の散漫さといったら!)

そういったもろもろのことを考えて「自分の部屋で使わないこと!」を
約束しても、なかなかこれが……というわけで、この日は私に見つかり
苦笑いだったのですが、
「今度勉強しながら使ってるのを見たら、手裏剣のように投げて壊すからそのつもりで。」
という、冗談とも本気ともつかない私の言葉にちょっと肝が冷えたようで
最近はちゃんとリビングでケータイライフを送っているムスメなのです。


プロフィール


おぐらなおみ

漫画家&イラストレーター。長女(25歳)長男(19歳)のベテランママン。急に汗をかく、突然ドキドキするなどの更年期症状と付き合っています。趣味は散歩というか道草。知らない路地をガンガン歩いてよく迷子になる。東京在住。
著書に『働きママン(シリーズ続刊あり)』『私の穴がうまらない』など多数。
Twitter @ogura_naomi

子育て・教育Q&A