志望校選定の指針 参考にすべきは「同じ中学からの進学者数」
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中学3年生の夏休みとなれば、高校受験に向けていよいよ本腰を入れ始める時期。志望校もそろそろ決めることとなるだろうが、そこで参考にすべきなのが通っている中学からどの高校に何人ぐらい進学しているかというデータだという。安田教育研究所を主宰する安田理氏はこう説明する。
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「中学3年生の1学期が終わるころに、多くの中学校では「進路説明会」(「進路報告会」)が開かれます。ここでは、前年度の卒業生の進路状況やこれからの受験勉強の留意点、学校選択に関する資料などが配布されます。資料を見る時には、お子さまの中学校からはどんな高校にそれぞれ何人くらいが進学しているのか、確認したいものです」
もし、卒業生が多く進学しているにも関わらず、ノーマークだった高校があれば、積極的に情報を集めるべきだという。安田氏はこうもアドバイスする。
「卒業生が多く進んでいる学校ならば、中学校側でも受験情報だけでなく、入学後の学校生活についても卒業生から情報など、検討する材料がもたらされているでしょうから、『保護者会』の折にでも聞いてみると参考になるでしょう」
しかし、最近では個人情報を守るという観点から、過去の生徒がどれくらいの成績で、どの高校に進んだかなどの情報は、資料として配布されないことが多いという。安田氏は「このような場合は、進路説明会終了後に、先生に質問したほうがいいでしょう」とアドバイスしている。
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