中学校での「進路説明会」も活用する[「合同相談会」をどう生かすか 第4回]
お子さまの中学校からは、どの高校に進んだ卒業生が多いのか
中学3年生の1学期が終わるころに、多くの中学校では「進路説明会」(「進路報告会」)が開かれます。ここでは、前年度の卒業生の進路状況やこれからの受験勉強の留意点、学校選択に関する資料などが配布されます。資料を見る時には、お子さまの中学校からはどんな高校にそれぞれ何人くらいが進学しているのか、確認したいものです。
最近は個人情報を守ることに神経が使われているので、それぞれの高校に進んだ生徒の在学中の成績がどうであったかなどについては、資料に掲載されていないのが普通です。質問タイムの時に「〇〇高校に進んだお子さまの内申成績はどのくらいなのですか?」と尋ねてみてもいいのですが、実際には「△△さんのところは〇〇高校をねらっているらしいわよ」などと噂を立てられることが心配で、なかなか聞けないものです。
このような場合は、会の終了後に、先生に質問したほうがいいでしょう。
ノーマークだった高校は調べてみる
また、卒業生が多く進んでいる学校で、これまでノーマークだった高校があれば「受験案内」を開いて確認してみたり、HPを見てみるなどして、我が子の受験校候補になるのかどうか、早めにチェックしてみてください。「合同相談会」でブースを訪ねる、「学校説明会」に参加する等、スケジュールに組み込む必要があるからです。
卒業生が多く進んでいる学校ならば、中学校側でも受験情報だけでなく、入学後の学校生活についても卒業生から情報など、検討する材料がもたらされているでしょうから、「保護者会」の折にでも聞いてみると参考になるでしょう。
なお、専用ファイルを用意して、配布された資料はそこに入れておくようにしてください。